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(1)
地球は地球上の全ての物質に力を働かせています。
これは、地球が地球の中心方向に引っ張る力で、重力と言います。
これを理科、あるいは物理では、物質の中心から引っ張っているように書きます。
本当は物質全体に力がかかっているのですが、これを平均して中心から、とみなしています。
なお、重力とは万有引力の一種です。高校で習うでしょうから、これについては知りたければ調べてください。
(2)
垂直抗力とは、Aという物質がBという物質を押しているとき、BがAに同じだけの力で押し返していることをいいます。
この問題では、物体が床を押しているだけ、床から押し返されるわけですが、これを作用・反作用と言います。
なお、浮力は物体が流体中にあるときのみ、物体が流体から受ける力です。流体とは、中学、高校では水や空気が主に扱われるでしょう。「流体」として学ぶのは大学からかと思われます。
(3)
さて、ここで面倒なことが1点。
作用・反作用と同時に皆さん勘違いしやすいのが力のつり合いです。
まさしく勘違いしたのではないでしょうか。
力のつり合いとは、Aという物体に力がいくつか働いているとき、全体としてはAに対して力が働いていない状態をいいます。
ここで、Aが動いていない、ではなく、Aに対して力が働いていない、と言ったのは、Aが動いているときにも力のつり合いが起こる可能性があるからです。
まあ、動いているときのつり合いは、そのようなことを学んでから考えましょう。まだ基礎の段階ですから。
では、今回の質問に関してはどうなるのか。
物体に働いている力は、
重力X
と
床からの垂直抗力Z
です。
これらがつり合っているため、物体は動かず静止しているのです。
補足ついでにまとめ
作用・反作用とは
Aという物体がBという物体に力を働かせているとき、Bという物体がAという物体に同じだけの力を働かせていることを言います。
これについては、高校で学ぶ万有引力を知らないと、重力で勘違いする原因になっているかと思われますが、覚えることが増えてややこしくなるので教えないのでしょう。
力のつり合いとは、
Aという物体に複数の力が働いているとき、全体としては力が働いていない状態のことを言います。
例として、力の大きさは今回の問題とは違いますが、
X:
Aという物体に地球が重力で下向きに5Nだけ引っ張る
Y:
その結果、Aが床を5Nだけ押したくもないのに押している
(床はとばっちりを受けていると考えても良いかな?)
Z:
床がAに押されている分だけ上向きに5N押し返している
という状況では、
物体と床が互いに押しあっているYとZが「作用・反作用」
物体に働いている力が打ち消しあって物体に力が働いていないようにみえるXとZが「力のつり合い」
となります。
ありがとうございます!
頑張ります💪🏻‼︎
ありがとうございます!とても良く分かりました!