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色覚異常や血友病は伴性遺伝で、性染色体に依存する って習ったと思います。
色覚異常遺伝子をX',正常遺伝子をXとします。男性はXY(正常)かX'Y(異常)ですね。
女性はXX(正常)かXX'(正常、保因者)かX'Y(異常)の3通りです。
(2)mは異常を持つ男性ですからX'Y確定です。色覚が正常な女性というのは、XXかXX'です。
さて、X'YとXX'の子供は、同様にXX',X'X',XY,X'Yで4通り。そのうち異常の子はX'X',X'Yの2通りです。
また、X'YとXXの子供は、両親ともにどちらの遺伝子が取られるか、XX',XX',XY,XYの4通り。異常の子はいませんね。
よって全体8通り中異常は2人。確率にして25%です!パネットスクエアで分かりやすくまとめましょう。
(3)色覚異常の女性は必ずX'X',正常な男性は必ずXYですね。そして(2)と同様に子供の遺伝子型を考えると、XX',XX',X'Y,X'Y。
表現型は、女子の場合必ず保因者に、男子の場合必ず異常になってしまいます。
異常の伴性遺伝子を持った女性の子供は、必ず異常の遺伝子を引き継いでしまうのです...。
(4)jは、c(XY)とd(X'X')の子供です。(3)で分かった通り、色覚異常の母親を持つ女性はXX'しか無いのですから、
色覚異常遺伝子を持つ確率は100%です。
(5)①冒頭で述べたように、血友病も伴性遺伝病として有名です。
②男性はXYかX'Yしかないので、X'をもらってしまうと100%異常になってしまいます。
その点で女性は、一つX'をもらってももう一つスペアのX染色体がある(保因者という表現型がある)ので、男性の方がなりやすいです。
③色覚異常の男性はX'Yで必ずYを含みますが、これは父親からのものです。従ってX'は母親由来の異常遺伝子です。
④色覚異常の女性はX'X'の両方のX'を両親からもらっているので、父親も母親もX'を持っています。
母親はXX'(保因者)かX'X'(異常)のどちらかですが、父親は必ずX'Yで異常だと言えます。
長々とすみません、参考にしてみて下さい。
訂正2
(4)一行目
誤「色覚異常の母親を持つ女性はXX'しか無い」→正「色覚異常の母親と正常な父親を持つ女性はXX'しか無い」
でした。
不束者ですみません。
訂正1
3行目の女性の異常者はX'YではなくX'X'でした。