では、まずここに当てはまる街を見てみましょう。例えばリッチモンド。この街は、南北戦争(現地では公民戦争)で有名ですが、その原因の一つ、コットンベルトの中心都市でもあります。(かつてのアメリカ連合の首都でもあった)
ちなみに、ここはバージニア州リッチモンドです。次の方は、ケンタッキー州リッチモンドです。紛らわしいですが、大事なのです。
そして、滝線都市はこちらのケンタッキー州の方です。
さて、なぜVAリッチモンドを出したかというとコットンベルトのイメージが強いからです。
このような、南部の都市はかつてアフリカ系アメリカ人(略して黒人)の労働者が多くいました。
今のBLM運動などできるわけもない劣悪な環境下で本当に奴隷として暮らしていました。
しかし、リンカーン大統領により、奴隷解放宣言が出されると、農業より賃金の安定した工業や、炭田で働く人が出てきます。
すると、炭鉱の街として栄えたケンタッキー州リッチモンド(KYリッチモンド)が、南部中から綿花を買い上げます。綿花より重たい石炭を近くで消費してコストを抑えるさらなる格安綿製品が作れるのです!!!
こうすると、石炭を持つ滝線都市は当然綿織物で栄えます。ならば答えは?
以下答え注意
輸送コストのかかる石炭が近隣のアパラチア山脈の傾斜の大きい部分で多く取れる滝線都市に、南部のコットンベルトから綿花を買いつけ、生産することでコストを抑えやすかったから。