数学
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解決済み

リーマン積分の可積分性に関する質問です。

(ア)関数fが区間Iで可積分である。
(イ)任意の正数εに対して、区間Iのある分割Δが存在して、0≦SΔ(f)-sΔ(f)<εが成り立つ。
(分割Δに関するfの過剰和および不足和を、それぞれSΔ(f)、sΔ(f)と表しました。)

以上の2つは同値であるので、(イ)を示してそこからfがIで可積分であることを導こうとしています。 (イ)を示すとき、0≦SΔ(f)-sΔ(f)は導くことができたので、次にSΔ(f)-sΔ(f)<εを示すときに、

SΔ(f)-sΔ(f)≦nk|Δ| (kは正定数、|Δ|は分割の幅です。)

まで示した上で、

「|Δ|<ε/nkなる分割を考えれば、SΔ(f)-sΔ(f)≦nk|Δ|<εが成り立つ」

としました。

ここで質問なのですが、
①|Δ|をnで評価してよいのか。
②「|Δ|<ε/nkなる分割」は真に存在するのか。
以上の2点についてご教授いただけると幸いです。

リーマン積分 riemann積分

回答

✨ ベストアンサー ✨

nは分割数ですか?

neutral

「分割数」が「もととなった区間Iがいくつの区間に分けられているか」という意味でしたら、そうです。

Crystal Clear

それだと
「任意の正数εに対してうまい分割をとると
nk|Δ|<ε」
は成り立ちません。
nも分割Δに依存する数だから|Δ|を小さくしようとするとnが大きくなるし、nを小さくすると|Δ|が大きくなるからです。
実際、最高にうまい分割をとってnk|Δ|を最小にすることを考えると、nを固定したとき|Δ|の最小はIの長さ/nだからnk|Δ|の最小はk倍のIの長さ、となって任意のεより小さくすることはできません。
前段の評価を例えばSΔ(f)-sΔ(f)≦k/nとかの厳しい評価にする必要があります。これだと分割数nを大きくすればいくらでも小さくできます。

neutral

理解できました。
丁寧なご回答ありがとうございました。

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