実験の説明の部分では、鉄粉3.50gと硫黄の粉末2.00gは過不足なく反応し、5.50gの硫化鉄が生じたことがわかる。過不足なく、というのは、どちらかが余ったり不足したりすることなく、どちらもすべて反応した、ということである。
すなわち、鉄粉と硫黄の粉末は、3.50:2.00=7:4の割合で反応することがわかる。
鉄粉1.50gと硫黄の粉末0.80gをどちらかが完全になくなるまで反応させる。
鉄粉1.50gがなくなるまで反応させるには、鉄粉と硫黄の粉末は7:4の割合で反応すること
から、7:4=1.50:◻️ ◻️=約0.86gの硫黄の粉末が必要になりますが、今回は硫黄の粉末を
0.80gしか用意していないので、鉄粉1.50gがなくなるまで反応させることは、不可能であ
る。ということは、鉄粉1.50gと硫黄の粉末0.80gのうち、硫黄の粉末0.80gが完全になくな
るまで反応させることがわかる。
硫黄の粉末0.80gが完全になくなるまで反応させるには、鉄粉と硫黄の粉末は7:4の割合で
反応することから、7:4=◻️:0.80 ◻️=1.4gの鉄粉が必要になります。
すなわち、硫黄の粉末0.80gと1.4gの鉄粉が反応するから、『硫化鉄は0.80+1.4=2.2gできる
ことになる。』
続く
硫化銅も硫化鉄と同じ様に考える。
問題文より、銅粉0.40gと硫黄の粉末0.20gは過不足なく反応し、0.60gの硫化銅が生じたことがわかる。すなわち、銅粉と硫黄の粉末は、0.40:0.20=2:1の割合で反応することがわかる。
銅粉1.50gと硫黄の粉末0.80gをどちらかが完全になくなるまで反応させる。
銅粉1.50gがなくなるまで反応させるには、銅粉と硫黄の粉末は2:1の割合で反応すること
から、2:1=1.50:◻️ ◻️=0.75gの硫黄の粉末が必要になる。今回は硫黄の粉末が
0.80gあるので、硫黄の粉末は足りる。よって、今回は、
硫黄の粉末0.75gと1.50gの銅粉が反応するから、『硫化銅は0.75+1.50=2.25gできる
ことになる。』
以上より、硫化銅の方が0.05g大きい
分からなければ質問してください