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〈補足〉は基本的に読み飛ばしても問題ありません。
①私=イ(代名詞)
私、あなた、君、彼などの「人の名前の代わり」に使われる名詞をまとめて人称代名詞と呼びます。
〈補足〉
これ、あれ、それ、ここ、あそこなどの「物や場所の代わり」に使われる名詞はまとめて指示代名詞と呼びます。
②不器用だ=オ(形容動詞)
終止形が「〜だ」の形を取り、人やものの状態・様子を表す言葉をまとめて形容動詞と呼びます。
〈補足〉
［名詞＋助動詞］の形との区別は「とても」を補って判別します。
例)ここは安全だ。→〇ここは(とても)安全だ。=形容動詞
ここは公園だ。→✕ここは(とても)公園だ。=名詞＋助動詞
③の=サ(助詞)
名詞の直後に出現する「の」は格助詞です。
名詞の直後に出現する「を・に・が・へ・や・から・の・より・と・で」は格助詞です。
〈補足〉
格助詞「の」は意味の識別が必要となることがあります。
(１)連体修飾語の「の」
例)これは私［の］本です。
(２)主語の「の」
「が」に置き換え可能かどうかを確認します。
例)母［の］作ったケーキは美味しい。→母［が］作ったケーキは美味しい。
(３)体言代用の「の」
「(の)もの・(の)こと」に置き換え可能かどうかを確認します。
例)辛い［の］が食べたい。→辛い［もの］が食べたい。
(４)並列の「の」
「〜の〜の」といった形になっているか確認します。
例)どう［の］こう［の］と文句を言う。
④た=コ(助動詞)
助動詞は可能な限り覚えておきましょう(添付画像参照)。
〈補足〉
助動詞「た(だ)」は意味の識別が必要となることがあります。
(１)過去の「た」
文中に過去を表す表現がないか確認します。
例)昨日のパーティは楽しかっ［た］。
(２)完了の「た」
「もう・すでに・ちょうど・さっき・〜ところ」などの表現がないか確認します。
例)今ちょうど食べ終わっ［た］ところだ。
(３)存続の「た」
「ている」に置き換え可能かどうかを確認します。
例)壁に掛かっ［た］絵を見る。
(４)確認の「た」
例)確か今日が誕生日だっ［た］よね。
⑤注意さ=ウ(動詞)
終止形が「ウ段音」となり、行動や動作を表す言葉をまとめて動詞と呼びます。「注意さ」の終止形は「注意する」です。
〈補足〉
「する・〜する」の表現は必ずサ変動詞となり、サ変動詞は活用表の暗記が必要です。
未然|さ・し・せ
連用|し
終止|する
連体|する
仮定|すれ
命令|しろ・せよ
「注意さ」はサ変動詞「注意する」の未然形です。
⑥おじぎ=ア(名詞)
人やもの、場所、物事を表す言葉をまとめて名詞と呼びます。
〈補足〉
名詞は識別が必要となることがあります。
(１)普通名詞
一般的なものの名前や物事を表す。
例)自転車、海、太陽
(２)固有名詞
特定のものの名前や場所を表す。
例)富士山、太平洋、織田信長
(３)数詞
ものの数、量、順番などを表す。
例)一個、百メートル、三番目
(４)形式名詞
本来の意味を失ってひらがなで表される。
例)もの、こと、とき、ため
⑦見苦しい=エ(形容詞)
終止形が「〜い」の形を取り、人やものの状態・様子を表す言葉をまとめて形容詞と呼びます。
⑧そして=ク(接続詞)
自立語で、文と文を接続する働きを持つ言葉をまとめて接続詞と呼びます。
〈補足〉
付属語で、文と文を接続する働きを持つ言葉をまとめて接続助詞と呼びます。
また接続詞、接続助詞を合わせて接続語と呼びます。
例)明日は雨だ。〈だから〉遠足は中止だ。→接続詞
明日は雨だ〈から〉遠足は中止だ。→接続助詞
⑨きちんと=カ(副詞)
自立語で、主に用言を修飾する言葉をまとめて副詞と呼びます。副詞には活用がありません。
〈補足〉
副詞は識別が必要となることがあります。
(１)状態の副詞
「どのように」を意味し、主に動詞を修飾する。
例)夜空に星が［きらきら］輝いている。
(２)程度の副詞
「どのくらい」を意味し、主に形容詞・形容動詞を修飾する。
例)この部屋は［とても］暖かいね。
(３)呼応(陳述)の副詞
修飾語でなく、特定の表現とセットで使う。
例)最後まで［決して］諦めない。
とても丁寧にありがとうございます😊おかげさまで理解できました！