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1年生で習う蒸留、再結晶、ろ過などはすべて「2種類以上混ざってるもの(混合物)を1種類ずつに(純物質)分けたい」という目的のもと行われます。高校の化学基礎で文理問わずみんな4月に習うのですが、こういう操作を「分離」といいます。(分離したものから不純物を除き、純度をより高めることを精製という)
そのなかで、混合物の各純物質の性質で使い分けられます。
蒸留は、固体が溶けている溶液、あるいは沸点がある程度異なる液体どうしの混合物に使う方法です。(液体どうしの場合は分留(分別蒸留)といったりもする)
[ex.食塩水から水を取り出す、液体空気から酸素と窒素に分ける、原油を石油、軽油、灯油などに分ける]
ちなみに、ろ過は液体中に沈殿した物質を分離したいときに使います。
[ex.水に金属粉末が入っているときに取り出すなど]
再結晶は溶解度がある程度異なる物質どうしで混合物を分離したいとき(混合物を温水などの溶媒にぶっこんで冷やしていく)に使います。少量不純物が混ざってしまっている程度のときに使います。
[ex. 硝酸カリウムの粉末から不純物である微量の硫酸銅(II)五水和物を取り除く]
他にも方法はありますが、中学で習うのはこの3つだと思います
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