重商主義(イギリスの場合は産業保護主義)……自国の産業の発展を守るため、輸入量を制限する、高い関税をかけるなどして、国が貿易を徹底的に管理していく政策[自国中心主義]
自由(貿易)主義……国が管理しないほうが経済世界そのものは発展するし、結果として実は儲かるから、貿易は国が管理せず民間に任せようという政策[国際主義]
イギリスでは産業革命達成後、19世紀前半にこの方針転換が取られます。産業革命により自国の産業の発展を守るという名目がなくなり、自由主義に切り替えました。
自由主義の方が結果として儲かる(経済は発展する)という理論の根拠は、1776年のアダム・スミス『国富論』における「神の見えざる手」や、1819年のリカード『経済学及び課税の原理』などです。