象形文字……物の形を点や線で表してできた文字。古代エジプトのヒエログリフや、漢字のうち象形によって形成された文字の類。形象文字。《デジタル大辞泉より》
象形文字は「象」も「形」もどちらも「かたち」を意味します。絵で示していたものを、文字として明確な形にしたもののことです(絵は人によって上手い下手がありますが、字は基本的に形を守れば誰もが同じものを書けます)。なので、象形文字はどちらかと言えば、抽象的な絵を具体的な文字にしたもの、と言えます。
ひかりさんの調べられた「物の形を抽象化し、文字化したもの」という説明は、おそらく象形文字が出来上がる前の絵文字にまで話を及ばせているのではないでしょうか。同じ意味を持った絵文字を複数集めてきて、それらの共通点を「抽象化」させ、更にそれを「具体化」させたものが象形文字です。分かり辛ければ申し訳ありません。
なのでこの辞書の説明文だけで理解しようとすると、混乱してしまうのは当然なのかなと思われます。辞書は複数のものを当たると、こうした誤解が生じにくくなります。
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