ノートテキスト

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細胞の運動に関わるタンパク質
アクチンフィラメント(直径5~9mm)
ナノ
L
ミオシンのように、ATPを分解して得るエネルギーで
細胞の運動を発生させるタンパク質
→
球状のアクチンが
が繊維状に集合
モーター
細胞の運動は、 ・ワクチンとミオシンが結合してはじめて起こる。
↑ タンパク質
○筋収縮→アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが関係
タンパク質
アクチン
アクチンフィラメント
「サルコメア」に含まれる
げんけい しつりゅうどう
0
・原形質流動
・細胞内で、細胞小器官が動いて見える
ミオシン
他に関わるはたらき
細胞質分裂
アメーバ運動
拡大
すると!!
びしょうかん
微小管(直径25mm)
→ 球状のチューブリンが管状に集合
↑ タンパク質
頭部
・尾部
細胞小器官
にれんびしょうかん
二連微小管
・細胞膜

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P68~ 細菌の光合成
光合成細菌・緑色植物とは異なる光合成を行う細菌
0
光合成色素にある。
○バクテリオクロロフィルをもつ。
そう
シアノバクテリア(ラン藻類) 光合成色素は、
(例)コレモ、ネンジュモ
水の分解→酸素の発生
クロロフィル
6CO2+12H2O→(C6H12O6)+6H2O+602
光エネルギー
↑光合成全体の反応式
0
りょくしょく
緑色硫黄細菌
紅色硫黄細菌
こうしょく
↓
・硫化水素を含む水環境に生息
(H2S)
・光化学系はHSから電子を引き抜く。
↓
このことから、
6
O2ではなくSが生じる。
光エネルギー
6CO2+12H2S (C6H106)+6H2O+12S

ページ3:

P69~ ④化学合成 還元力の強い無機物が電子を与える
→光に依存せず、独立栄養生活を営む細菌が、無機物の酸化反応で放出されたエネルギーを用いてATPを
化学合成細菌 化学合成を行う細菌
合成し、炭酸同化を行う反応。
硝化細菌
しょうか
S
{
亜硝酸菌 NH+を利用
硝酸菌 NO2を利用
硫黄細菌
H2S,Sを利用
鉄細菌
Feを利用
6CO2+12H2O (C6H12O6)+6H2O+602
化学エネルギー
mimim
水素細菌 H2を利用
ex.
シロウリガイ、コシオリエビ、ハオリムシ

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細胞小器官どうしのかかわり
個々にはたらかず、それぞれが協調してはたらく
①ペプチドホルモンが細胞膜の受容体に結合する。
↓
②信号を伝える物質が出る。
③この信号は間接的に転写を活性化させる。
↓
合成に必要なエネルギー源である
ATPはミトコンドリアでつくられ、各反応
過程で用いられる。
④ mRNAは、細胞質に出てリボソームと結合し、タンパク質合成が始まる。
合成されたタンパク質は小胞体内に移動する。
⑤ 小胞体内のタンパク質は小胞に入りゴルジ体に移動する。
⑥ タンパク質はゴルジ体内で処理を受け、濃縮される。
↓
⑦ 成熟した分泌物を含む分泌顆粒ができる。
⑧分泌顆粒は細胞膜に融合、開口し、内容物を細胞外に放出する。
この過程をエキソサイトーシスという。

ページ5:

夏課外
多細胞生物の細胞は、細胞間結合を形成する。
Date
①密着結合
② 固定結合
・膜貫通型のタンパク質
カドヘリンが結合に重要な役割!!
細胞膜をピッタリとくっつける。
接着結合
シート状の細胞層をつくり、物質が
デスモソーム
もれるのを防ぐ。
デスモソーム
中間径フィラメント
ヘミデスモソーム
細胞内付着タンパク質
③ 連絡結合
2つの細胞の細胞質をつなぐ。
化学物質や電気的な信号を直接隣りの
細胞に伝える。
ヘミデスモソーム
細胞膜
基底層
ギャップ結合(動物細胞)
***
コネクソン
原形質連絡(植物細胞)

ページ6:

「DNA遺伝子の本体」→グリフィスとエイブリーの実験で、強く示唆された
○肺炎球菌の形質転換
はいえんそうきゅうきん
コロニー(集落)…1つの細胞が増殖してできた細胞の集団
S型菌(病原性O) なめらかなコロニーをつくる
さやをもつ
wwwww
R型菌(病原形×)表面にでこぼこの多いコロニーをつくる さやをもたない
★グリフィスの実験 (1928)
www.
+R
加熱
ハツカネズミに
注射
ハツカネズミはS型菌を
発病
w
検出
m
(肺炎に)
遺伝形質の変化を
形質転換という。
★エイブリーらの実験 (1944)
RをSに形質転換させた原因物質→DNAであることを証明した。

ページ7:

バクテリオファージの増殖 →遺伝子がDNAであることが証明された
ウイルス・細菌よりもはるかに小形、宿主細胞内でのみ増殖する感染性の構造体
バクテリオファージ・ウイルスの中で細菌を宿主とするもの
エイズ(AIDS)…後天性免疫不全症候群
エイズのウイルス(HIV)は、免疫反応の中心をなすヘルパーT細胞を破壊→ほとんどの免疫反応が消失
ヒト免疫不全ウイルス
HIVの遺伝子はRNA逆転写酵素でDNAを合成する。
細胞周期

ページ8:

細胞周期
→GI期→S期→G2期前期中期後期→終期
Go期
核分裂
間期
分化(組織の
分裂期(M期)
分裂準備期
細胞になる) DNA合成
準備期
DNA合成期
(DNA(染色体)の複製)
①間期(母細胞)
核の中に核小体が白っぽく見える。
↓
②
前期
染色体が凝縮して太いひも状になる。
→
↓
中期
染色体が赤道面に並ぶ。
↓
(4
後期
染色体が両極へ移動。
→
↓
終期
↓
染色体が分散して根核ができる。
→
⑥間期(娘細胞)
大きさは母細胞の約半分。

ページ9:

だ腺染色体の観察
そうし
唾腺染色体・ユスリカやキイロショウジョウバエなどの双翅類の幼虫の睡腺にある細胞中に見られる
だ
L
①複製を繰り返した染色体が、分離せずに、東状になっている
② ふつうの体細胞の染色体より100~150倍の大きさ
③ 染色体ごとに特有の多数のしま模様
ところどころに、膨らんだパフが見られる
④ 相同染色体の数→体細胞の半分
↑
mRNAの合成(転写)が行われている
減数分裂→分裂後に染色体の数が体細胞の半分になる
第一分裂前期に相同染色体が対合して二価染色体となる。
1本の二価染色体は、4本の染色分体からできる
形成されるとき、染色分体の一部に交鎖が起こり、染色体の一部が
交換される。染色体の乗換え
この部分を、キアズマという。

ページ10:

DNAとRNA
ヌクレオチド
DNA→リン酸
デオキシリボ核酸
糖、塩基/アデニンーチミン
デオキシリボース
グアニン シトシン
二重らせん構造をしている
°
RNA→リン酸、糖、塩基/アデニン-ウラシル
リボ核酸
www.
リボース
遺伝情報の流れ セントラルドグマ
複製
CNA
転写
グアニン シトシン
翻訳
DNA塩基配列) →RNA →タンパク質(アミノ酸配列)
(塩基配列)
RNAの種類
mRNA (伝令RNA) messenger RNA
・DNAの遺伝情報を写し取った1本のヌクレオチド鎖
コドンで1個のアミノ酸を指定
コドン→連続する塩基3つの配列
+RNA (転移RNA) transfer RNA
(アンチコドン→結合するアミノ酸に応じた特定の
塩基配列)
タンパク質合成に必要なアミノ酸を結合→リボソームまで運ぶ
アンチコドンをもち、この部分でmRNAと結合
rRNA (リボソーム RNA) ribosomal RNA
リボソームを構成する

ページ11:

転写と翻訳
核内
→細胞質中
①DNAの一部で塩基どうしの結合が切れて、2本鎖がほどける
↓
② ほどけたDNAの一方の鎖の塩基にそれぞれ新しいヌクレオチドの塩基が相補的に結合
③RNAポリメラーゼによってヌクレオチドが結合 mRNA前駆体がつくられる
→
④ mRNA前駆体はスプライシングを受ける→mRNAになる
↓
核膜孔から細胞質へ出て行き、リボソームに付着
⑤ 細胞質内にあるARNAは特定のアミノ酸と結合 アンチコドンに対応するコドンに結合
↓
⑥ARNAに結合したアミノ酸が、合成されつつあるタンパク質の末尾のアミノ酸と結合
L
ARNA
1はmRNAから離れる
⑦ mRNAの塩基配列はアミノ酸の配列に翻訳される
アミノ酸の鎖が徐々に伸び、mRNAの情報どおりのタンパク質が合成される

ページ12:

ポリペプチド・・・多数のアミノ酸がペプチド結合でつながった物質
タンパク質の立体構造
○一次構造・タンパク質におけるアミノ酸の配列順序
アミノ酸 2個→ジペプチド
3個 トリペプチド
○二次構造・ポリペプチド鎖がゆるやかな水素結合などによって部分的につくる
ポリペプチド鎖のC=OとH-Nとの間に見られる。
ゆるやかな結合 N末端
.
αヘリックス構造(らせん構造)
・水素結合
▸
Bシート構造(ジグザグ構造)
D
D
Cys アミノ酸の一種
硫黄(S)を含むシステインどうしが、たがいのSH基からHを失ってできる
・C末端
〆ヘリックス
シート
○三次構造部分的な二次構造をとったポリペプチド鎖がさらに複雑に折れ曲がる
S-S結合(ジスルフィド結合)やイオン結合によってつながり合う。
(ex).ミオグロビン・筋肉中の酸素貯蔵にはたらくタンパク質
<1本のポリペプチド鎖からなるタンパク質でも、いくつかのはたらきの異なる部分からできていることが多い。
このような部分的なまとまりをドメインというか>
○四次構造・・・タンパク質が複数のサブユニットからなる
→三次構造をもつポリペプチド鎖
(ex) ヘモグロビン
α.Bの2種類のポリペプチドが2つずつ、合計4つのサブユニットから構成
ヘム・ヘモグロビンに含まれる色素成分 酸素は、ヘムの中心にある鉄原子に結合
(Fe)

コメント

Daisy
著者 Daisy

500watchありがとうございます^^*

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