微分を性質だけで調べよう!
1
146
1
高校3年生
微分をライプニッツ則(積の微分)から見てみましょうね〜という小噺です。他にもいろいろ面白い話はあります
余談はもう少し話を持ち上げて、複素多様体上の正則関数のなす可換環(の層、すなわち構造層)の微分を考えてみたいですよね〜という話から、「微分の層の間の射を考えることと、めっちゃ大量の微分代数を調べることはもしかしてかなり似ているのか?」という疑問を投げて終わっています。SauloyのDifferential Galois Theory through Riemann-Hilbert Correspondenceとか読めば解決するんでしょうか。有識者求む
コメント
ログインするとコメントすることができます。ノートテキスト
ページ1:
微分を性質だけで調べよう
ページ2:
●微分を思い出そう! 微分は積の公式(Leibniz則) (fg) -fg+fg' が成り立っていた。微分を関数のように見たければ、 D(2y) = D(xy+xD(g) (x=f,y=g,D(x)=f'のキモチ) という関係式を意味している。 Question: 1 Leibniz則のみを仮定して、どれぐらい計算できる? figを"関数、Dば関数”の”変換であって、 D(fg) = D(f) g + fD(g) を満たす。このDを導分と呼ぶことにする。 Question: 2 れを正の整数とする n D(f") =D(fff) をD(f)とfの式で表せ
ページ3:
愚直にやってみよう.fh-fif-ffなので、Leibniz則より、
D(") =D(f) ・f^^' + f・D(f)
となるのであった。そこで、n=1,2,のときに具体的に求めると、
n=1のとき、 D(f2) D(f)
=
n=2のとき、D) = D(f)f +fD(f) = 2D(f)f
n=3のとき,D(f3)=D(f)f+fD(f3)=D(f)f +2D(f)f-3D(f)f2
である。ここで、予想として、
D(fr) =nD(f) fa-i
が正の整数nについて常に成り立つと考えられる.
Exercise 1
数学的帰納法を用いて
D(f^) =nD(f)f-1
がすべての正の整数nで成立することを調べよ
いま、関数xが
D(x) =1
をみたすとき、微分の公式で見た
ページ4:
D(xr) = nx² n-1 を得る。また、関数ffnに対して、 n D(fi¨ fn) = D(fi) f₁ - få ¨ fn Dfi-fn- 2=1 も同様にチェックできる == 2番目がない! z (ュー、チールーチューチューチューキューブ (言い損ねたが)全ての定数aと関数figに対して、 D(af) = aD(f), D(f+g) = D(f) + D(g) が成立するとしよう(本稿では、これを含めて導分としよう)。このとき、 D(11) = D(1) 1 + 1D(1) = 2D(1) = より、D(1)=0なので、全ての定数関数aに対して、 D(a) -0 が成立する ●導分を調べよう. さて、今のところ導分は微分と変わらないように見えるが、実際は導分Dと関数ひが 存在すれば、ひDも導分となり、導分DI,D2に対して [D2,D2](f)=(D1・D2-D2D2)(f)=D2(D2(f))-D(D2(f)) と括弧積[・・・]を定めると、[D,D2]も導分となる。実際、
ページ5:
= [D1, D2] (fg) - Di(D₂ (fgl) - D₂ (D₁ (fg)) である。 = D₁ (D₂lfig + f D₂(g)) - D₂ (D₁ (f)g + f Di(g)) = D₁D₂ (f) g + D₂(f) Di(g) + D₁(f) D₂(g) + f DiD₂ (g) - (D₂D₁(f) g + D₁ (f) D₂ (g) + D₂ (f)D, (g) + f D₂ D, (g)) = (D₁ • D₂ - D₂ • D₁) (f) g - f (D₁ • D₂ - D₂ • D₁) (g) = [D₁₁ D₂] (f) g - f [D₁₁ D₂] (g)
ページ6:
●余談
C-線型を仮定しているので、厳密には微分と呼ぶべきだろう、単位的C-代数Xに対し
DX{X上の微分全体}
とすると、以上の議論はDxがC-Lie環となることと、いくつかの計算についてである。
さて、X,YをC-代数としたとき
4X→Y (C-代数の射)
は2x,Dyの射として何を引き起こすだろう? DxEDx, DreDyをとると、
X
Y
→Y
.D.Y.
だったので、微分を保つ準同型は、
¨Dx
X
→X
Y
→Y
·DY.
が可換、即ち、Dyo4=4Dxが満たされることで、とくに、「DXEdyに対して、上の図式が
可換になれば良さそうである。しかし、全てのDxで
Dy°4=4°Dx
となるものは数が限られそうである.そこで、Dxを少し加工する.Xをn次元の複素
ページ7:
多様体、Oxとして、X上の正則関数のなすC-代数の層とする。これによって、Xを環付き 空間と思う、すると、Oxは具体的にモノがあるから、各点xeXごとに、xでの茎(xが決ま り、そこに微分 DxOxOx2 Dx: Ox xx を考えることができる。従って、xEXごとにOx上の微分全体のなす集合Dxが定まり、 XEX Dx = Ll Dxx/x 40x/ 制限による 同値関係 と定めることでX上の層が作れる.ただし,Dxは当初のDXではなく、表記を合わせれば、 Dexという集合を作った。さて、次元がその複素多様体X,Yとその間の射XYが あると、xEXの近くでは、 Ex Veer) = 6 (Vera). を可換とするように、 →Vf(x) R fihol. C : (Cx) OY, Fix CxOxxx fr → for という構造層の間の射4xOOxが作れる.さて、4:X→Yを複素多様体
ページ8:
の射として、中を経由して、2x、間の射を定めたい。いま、D2EDxxに対しては、 Dr Oxix. →Qxx C* Orefi →Orif(2) Dfw. が可換となるようになってほしい。すなわち、 Dxox=(*゜Df(x) (VxEX) を満たすと、ウレシイ 以上より(?)、微分作用素のなす層に対して、微分代数(OxDz)を考えることを 整合をもって出来そうなのだが、どっちが楽だろう?恐らく、Dは微分を一 律に保つので、特別に素性が良さそうだが一方で、XがLie群なら、平行移動に強い (税抜) ............. ので、こっちなら良さそうだが...
他の検索結果
おすすめノート
このノートに関連する質問
高校生
数学
最後のグラフを書くときの凸の見分け方教えてください。
高校生
数学
全部分からないです💦💦💦 解き方も教えてくれるとありがたいです
高校生
数学
高1数学 相関係数 例が書いてあって、それを理解して次の問題をやるのですが、理解できません。 相関係数は今日分散をxの標準偏差とyの標準偏差の積で割った値ですが、写真の「この表から相関係数rを計算すると…」のあとの式を見ると、表の合計のところしか使っていません。共分散はxの偏差とyの偏差の席の平均値であり合計は平均値ではないのでそれを割らないといけないと思うのですが。 教えてください💦
高校生
数学
赤線のとこでなぜ11を初項としてそのまま等比数列を行ってはいけないのかがわかりません、12を初項にするよう導いた理由を教えてください🙇♂️
高校生
数学
範囲を設定する時に、どのような時に不等号の下に=がいるのかがよく分かりません。教えてください🙇♀️
高校生
数学
解説お願い致します🙇🏻♀️
高校生
数学
数学についての質問です。 因数分解をしなさいという問題です。写真のところまでは出来たのですが、そこからの解き方が分かりません。 解説にはたすき掛けをして計算していました。たすき掛けのやり方分かるのですが、かっこのついた式ではどのようにしたら良いのか分かりません。どのようにして計算するのですか?回答よろしくお願いします。
高校生
数学
解説の②の3行目で9回「以上」と書いてあるのはどうしてですか?9回丁度ではなぜだめな理由を教えて欲しいです。
高校生
数学
解説の②の3行目で9回「以上」と書いてあるのはどうしてですか?9回丁度ではなぜだめな理由を教えて欲しいです。
高校生
数学
媒介変数と任意の定数の違い、1次不定方程式のk(任意の整数)は媒介変数と聞いたのですが、ある解を見た時はkは定数として扱うがわからないです。 具体的にわからないこと 数学的に任意の意味がわからない 調べたら、三角関数方程式の一般解である、nとか1次不定方程式のkは共通して、任意の整数になるのがわかり、パラメータの役割があるとありますが、パラメータで調べると任意の定数と媒介変数の意味が重なり、今その段階でよくわからない感じです。 回答よろしくお願いします。
News

微分をこれで定義すると複素多様体上は良くないことに気がついた。正則関数から書き直さないとアカン気がしてきた