✨ 最佳解答 ✨
セッケンはどちらも無極性であり、疎水基の炭化水素の部分と、極性であり親水基であるCOO-からできています。(合成洗剤も親水基の構造がちょっと違うだけでそれ以外はセッケンと同じです)
セッケン、合成洗剤を水に溶かすと、これらの分子が親水基の部分を外側に、疏水基を内側に向けてコロイドになります。これをミセルと言います。このミセルは中心部に疏水基が集まっているため、疎水性の油などを捕らえることができます。このようにミセルによって油を水中に分散させる作用を乳化作用と言います。
よって(1)はCになります。
ここからはセッケンの問題点について話します。
セッケンはCa2+やMg2+といったイオンを多く含む水(硬水という)に入れると水に不溶の沈殿となってしまいます。(詳しく言うとセッケンのCOO-が金属イオンと配位結合を起こしてしまいます)
これを防ぐために開発されたのが合成洗剤です。具体的な構造の詳細は省きますが、これは硬水中でも沈殿が起こらないように作られています。
なので(2)はA、(3)はBとなります。
とても詳しくて、理解できました。分かりやすい解説ありがとうございました！