✨ 最佳解答 ✨
Xの標準偏差ではなく、標本平均X‾(n個の平均=(X₁+…+Xₙ)/n)の標準偏差を求めています。
XとX‾では、標準偏差は異なります。
以下は、例示で違いを解説
ーーーーー
Xの平均m、標準偏差がσのとき(√V(X)=σ)、
100個の確率変数(100回の独立試行):X₁、X₂、X₃、…、X₁₀₀はすべてσです
√V(Xₖ)=σ (k=1,2,…100)
10個ずつ平均してみる
Y₁=(X₁+…+X₁₀)/10
Y₂=(X₁₁+…+X₂₀)/10
…
Y₁₀=(X₉₁+…+X₁₀₀)/10
このとき、Yₖの平均はmですが、標準偏差はσ/√10になります
E(Y₁)=E((X₁+…+X₁₀)/10)
=E(X₁/10)+…+E(X₁₀/10)
=E(X₁)/10+…+E(X₁₀)/10
=m/10+…+m/10=m
V(Y₁)=V((X₁+…+X₁₀)/10)
=V(X₁/10)+…+V(X₁₀/10)
=V(X₁)/100+…+V(X₁₀)/100
=σ²/100+…+σ²/100=σ²/10
√V(Y₁)=√(σ²/10)=σ/√10
Y₁,…,Y₁₀の標準偏差はσ/√10になります。
100個を平均してみると、Z=(X₁+…+X₁₀₀)/100
⇒ Zの標準偏差σ/√100=σ/10
このように、Xの標準偏差とX‾(Xのn個の平均)の標準偏差は異なり、
Xの標準偏差σのとき、X‾(Xのn個の平均)の標準偏差はσ/√nになります
ーーーーー
視覚的に違いをみるために画像添付しました
さいころを1000回振ったときを考え、単純に1000回の度数分布と10回平均を100個にした度数分布を比較すると、標準偏差(ばらつき具合)が異なることがわかります
平均すると、平均値の近くにあつまってきます→標準偏差が小さくなる
(ぴんとこなかったら、ごめんなさい)
教えてくださりありがとうございました🙇♀️グラフもありがとうございました!!私が勘違いしてるところがわかりました!!本当にありがとうございました!