✨ 最佳解答 ✨
訳をしてみると、
「私は、 今よりも酷い状況にいつ遭うだろうか、(いや遭わない(だろう)。)」
となります。間違ってたらすみません。
推量の助動詞「む」には、以下のような意味があります。
①推量(~だろう)
②意志(~う、~よう、~つもりだ)
③適当・勧誘(~がよい、~てください)
④仮定・婉曲(~としたら、~ような)
一般的に使われる判別法として、主語の人称を使用する方法があります。自分はおすすめ出来ません。
主語が一人称なら、意志
二人称なら適当勧誘(主に、「こそ~め」「てむ」「なむ」の形の時に多い)
三人称なら推量
このとおりにやってしまうと、主語が「我」で一人称だから意志だ!となってしまいます。
この文を意志で訳してしまうと、
「私は、今よりも酷い状況にいつ逢おうか」みたいになってしまいます。自分から酷い目に遭いに行くなんて不思議ですし、ちょっと不自然な気もします。
個人的におすすめなのは、
①仮定・婉曲でないことを確認する
②適当でないことを確認する
③意志・勧誘でないことを確認する
④消去法で推量である
みたいに考えると良いです。
①は、
「む」が連体形で、下に「には」、「は」、「に」があれば仮定でふ。
「む」が連体形で、下に体言があれば、仮定か婉曲です。この場合、「む」を訳さなくても意味が通じるなら婉曲、通じないなら仮定です。
①に当てはまらなければ、②です。
「適当」は、多くの場合、「む」が已然形になることが多いです。係助詞「こそ」の結びとなって、「こそ~め」の形はほとんど適当です。
②にも当てはまらなければ、③です。
意志や、勧誘は、「」のような会話文で使われることが多いです。自分の意志「日記を書こう」(意志)など、誰かを巻き込んだ意志「さぁ(みんなで)ぼた餅を作ろう」(勧誘)みたいな、まだ起きていない出来事に対して言うものです。意志は一人称がほとんどですが、一人称だからといって意志だとは限らないので注意です!文脈判断がオススメです。
④の推量は、だいたい60%くらいの感覚ですね。困ったら推量にすれば、確率的に当たるかもしれません笑
③のように「~しよう」という意志がなければ、推量と決めてしまうのもありかもしれません。
字数制限なので続きは下に書きますね
書き忘れましたが、仮定婉曲は、文中で連体形として使われます。文末で使われることは無いので、「む」が「。」の前に来ている時点で除外できますね。
自分はこのように考えていますが、1番いい方法は訳してみることです。
先程、意志で訳したら不自然だ、となったと思いますが、判別しにくいものは1度訳してみるといいですよ。