問7 文章中の下線部(c)について,濃度不明の塩酸 X のモル濃度を求める実験を行った。
その手順は、次の操作1~6のとおりである(図2)。
操作 1 薬包紙に、炭酸カルシウムを1.0g はかりとった。
操作2 コニカルビーカーに,塩酸Xを50mL はかりとった。
操作3 操作1の薬包紙とそれにのせた炭酸カルシウム、および操作2の塩酸Xが
入ったコニカルピーカーの、全体の質量をはかった(これを Wi〔g] とする)。
操作4 炭酸カルシウムを, コニカルビーカー内の塩酸 Xに少量ずつ加えた。
操作5 十分に反応させた後,発生した気体を完全に逃がし、その後、薬包紙ととも
にコニカルビーカー全体の質量をはかった(これをW2 [g] とする)。
操作 6 操作1ではかりとる炭酸カルシウムの質量を2.0g, 3.0g, 4.0g, 5.0g と変
えて、操作2~5と同様の操作を行った。
ぴん
塩酸 X
電子天秤
炭酸カルシウム
少量ずつ
加える
W2 888
W888
薬包紙
図 2
縦軸に (Wi-Wż) [g] を、横軸に炭酸カルシウムの質量〔g〕をとり, グラフ上にデー
タをプロットしたところ, 図3のようになった。 この実験に用いた塩酸 Xのモル濃
度は何mol/L か。 有効数字2桁で答えよ。
2
1.54
(W₁-W) 1.33
(g)
1
0.90
0.43
0
20
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
炭酸カルシウムの質量[g]
図 3
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