の質量は,全体の質量から蒸発
した水 100g と析出した塩化アンモニウムの質量z[g]
を引いたものとなる。 したがって, 20℃の飽和水溶液
について,次式が成り立つ。
溶質の質量[g]
溶液の質量〔g〕
=
71.0g-z〔g〕
200g-100g-z〔g]
37 g
=
100g+37g
原子量56の金属元素Mの酸化物を分析すると,その
が含まれていた。この酸化物の組成式はどのように
1つ選べ。
) MO
(b) M20
(c)MO2
(d) MO3
(e) M20
KeyPoint 化合物の組成式は,化合物を構成する原子の数の
センサー
106 (1) 32 g
z = 60g
(2) 58 g
(3) 74 g
解法 (1) 求める質量を〔g〕 とすると,
センサー
島と質量変化
溶質の質量〔g〕
x[g]
24 g
=
溶液の質量〔g] 100g+x[g]
100g
x=31.5...g=32g
(2)60℃でさらに溶ける硝酸カリウムの質量をx[g] とすると,
=
=
溶質の質量〔g〕 24g+x[g] 52 g
溶液の質量[g] 100g+x〔g〕 100g
x=58.3...g≒58g
により、 溶媒の
変わらず 溶質
質量が減少す
質量
●センサー
質 Imol 当たりの質
・物質量の比・・・M:0 =
解法 酸化物の質量をm[g]とする
0.7 m(g)
56 g/mol
質量パーセント濃度が
質量 [mol]
=2 mol: 3 p
解答
α (%) の溶液
物質の質量[g]
(e)
溶質の質量[g]
溶液の質量[g]
=
a
100
モル質量[g/mol]
*分子式を求める場合は、分子量の
溶質の質量[g]
溶媒の質量[g]
a
例組成式 CH2O (式量30) で分子量 60
式量
100-a
5
水和物の水溶液
(3)20℃で析出する硝酸カリウムの質量を
溶質の質量[g] 200g×0.52-x[g]
=
溶液の質量[g]
x=73.6...g≒74g
200g-x[g]
とすると,
〔g]
24 g
=
100g
式量C
酸銅(II) 五水和物 CuSO4・5H20 50g を80℃の水
問いに答えよ。
℃の硫酸銅(II) 水溶液の質量パーセント濃度 (%
80℃の硫酸銅(II) 水溶液全体を20℃に冷や
可gか。 20℃における CuSO』 の溶解度は20[g/
Point 水和物の質量パーセント濃度や溶解度は無水
解法 (1)硫酸銅(II) 五水和物
5 原子量・分子量・式量と物質量
37
センサー
106 溶解度と再結晶 硝酸カリウム KNO3 の飽和水溶液の濃度は20℃で24
60℃で 52%である。 次の各問いに答えよ。 答えは有効数字2桁で求めよ。
(1)20℃の水100gに溶かすことのできる硝酸カリウムの質量は何gか。
(2)20℃の硝酸カリウム飽和水溶液100gを60℃に加熱すると, あと何gの硝酸
ウムを溶かすことができるか。
(3) 60℃の硝酸カリウム飽和水溶液200gを20℃に冷却すると、硝酸カリウムは
析出するか。
の水への溶解
水和物 (結晶) が水に溶
けると水和物中の水和
水 (結晶水) は溶媒とし
てふるまう。
→溶質の質量からは除
いて扱う。
●溶解量の計算
ある温度の飽和溶液に
おいて,
溶質の質量[g]
溶液の質量[g] 100+s
(s溶解度)
=50g×
CuSO4 の式量
CuSO4 5H2O の
*硫酸銅(II) 五水和物 50g中の
質量パーセント濃度(%) =
よって, 21%
(2) 析出した硫酸銅(II) 五水
うちのCuSO の質量は、
20℃の飽和溶液において、
溶質の質量[g]32-0.6
溶液の質量[g] 150-
r = 14.7... g 15g
解答
-
(1) 21% (2) 15g