6. 次のA,Bの文章について,下の問いに答えよ。
A 体細胞分裂において1つの母細胞から細胞分裂を完了して形成された2個の娘細胞が,次の細
胞分裂を完了するまでを細胞周期という。 細胞周期は, 細胞分裂が進行する分裂期と, 細胞分裂
が終わって次の細胞分裂が始まるまでの間期に分けられる。 分裂期は,前期、中期、後期,およ
び終期の4つの時期に分けられる。
(M)
B タマネギの体細胞分裂を観察するため、 次の実験を行った。 ただし, 実験手順(a)
順不同に並べてある。
(a) ①4%の希塩酸の中で60℃で3~5分あたためた。
(b) 根端に酢酸オルセイン溶液をたらし, 約5分間おいた。
~
(f)は
(c)発根したタマネギの根端を2cm程度切り取って,②5~10℃の酢酸に5~10分浸した。
(d)顕微鏡で観察し、1つの視野中にみられる細胞のうち、分裂期の各時期と間期の細胞数を
調べた。
(e)根をスライドガラスに取り、先端から2~3mm程度を残して、他の部分は取り除いた。
(f) カバーガラスをかけてから、ろ紙でおおって上から強く押しつぶした。
e
→
f
(1)細胞周期について, 細胞あたりのDNA量が倍になるのは間期の中のどの時期か。
(2) 文章B の実験手順 (a)
由をそれぞれ答えよ。
~
(f) を正しい順に並びかえよ。 また, 下線部 ①と②の処理を行う
(3)文章B の下線部③について,観察の結果、分裂期と間期の細胞数は下表のとおりであった。
長期の前期と、間期に要する時間を小数第1位まで求めよ。 ただし, タマネギの根端細胞におい
ては、文章A の細胞周期に要する時間は 23 時間
表 分裂期と問期に観察された細胞数
分裂期 間期
で、分裂期における前期、中期、後期,終期に要
する時間比は12:41:1であった。
観察された細胞数
44
350
n