(二)硝酸カリウム, ミョウバン、塩化ナトリウム, ホウ酸のいずれかである物質A~Dを30℃の水10gを入一
れた4本の試験管に,それぞれ3.0gずつ入れてよく混ぜた。 その結果, AとCはすべてとけたが,BとD
はとけ残った。とけ残ったBとDの質量は,DがBより大きかった。図1は水の温度と100gの水にとける
物質の質量との関係を表したものである。 次の1~4の問いに答えなさい。
1. 物質Aがとけた水溶液の質量パーセント濃度はいくらか。 小数
第1位を四捨五入して, 整数で書きなさい。
2.物質Bと物質Dはそれぞれ何か。
3.物質A・Cの水溶液が入った試験管を氷水が入ったビーカーに
つけ、水溶液の温度を下げた。 しばらくすると,Cが入った試験
管では結晶が出てきたが, Aが入った試験管では結晶が出てこな
かった。物質Cが出てきた理由を,「溶解度」という言葉を使っ
解答欄の書き出しの言葉に続けて書きなさい。
4. とけ残った物質Dを30℃ですべてとかすため, 30℃の水を少な
くともあと何g加えればよいかを30℃の水10gに物質DがS
〔g〕までとけるものとし,次のように考えた。この考え方をも
とに加える水の質量を,Sを用いて表しなさい。
水にとけるDの質量は水の質量に比例することから, 3.0
gのDがすべてとけるために必要な水の質量はSを用いて表
すことができる。 水は、はじめに10g入れてあるので,この
分を引けば,加える水の質量を求めることができる。
200
180
00gの水にとける物質の質量g
g 160
140
120
硝酸カリウム
100
80
60
---
40
20
---
C
C
ミョウバン
塩化ナトリウム
ホウ酸
0
20
40 60 80 100
水の温度 (℃)
図 1