右下の解説のように、互いに異なるa,b,cが存在するときが絶対にあるからです。
(ア)→a,b,cは必ず同じ値でなければ成り立たない
(イ)→a,b,cは同じ値をとる時も取らない時も成り立つ
(ア)のときabcが同じ値でないと成り立たないとはどういうことでしょうか
a,b,cが全て異なる実数でもa+b+cは0でない数になりませんか?
(ア)のときabcが同じ値でないと成り立たないとはどういうことでしょうか
→a+b+c≠0のとき、a=b=cとなることが(ア)の⑤⑥⑦の連立方程式から分かります。
······▸「a,b,cが同じ値」は問題文の条件に当てはまらないから❌
逆にa,b,cが異なる値では(ア)の条件は満たせない(⑤⑥⑦より)から❌
a,b,cが全て異なる実数でもa+b+cは0でない数になりませんか?
→そうです。足しても0でない数の組み合わせ(例:2,3,6)も、0になる組み合わせ(例:5,6,-11)も存在します。ですが前提として、今の条件(イの条件)は「足して0になる」なので、足して0になるとこれに当てはまらないので棄却します。
······▸(イ)の解説の通り、足すと0になり、かつ互いに異なる値が存在する(問題文の条件)ので⭕️
(ア)⑤⑥⑦の連立方程式はabcが同じ値でなければ成り立たない
(イ)abck^3/abcという式なので、abcが取り消せるのでどんな数字の組み合わせでもいいという感じです。(ただしabc≠0)