言葉で説明するのが難しいですが、図3の黒く塗った部分はフレミング左手の法則で考えると、最初、力が←向き、磁界が↓向きなので、紙面手前から奥に向かって電流が流れていることがわかります。下側の電流が手前から奥ならば、黒く塗ったところのちょうど反対の位置にあたる上側では、奥から手前に電流が流れていることになります。(コイルなのでグルグル巻かれている)つまり、下側では←向き、上側には→向きの力がはたらき、うまく時計回りに周り出します。
90度の位置で、黒い部分にはたらく力の向きは、電流が手前から奥に、磁界が下向きなので、ちょうど←向きになります。反対側にあたるコイル右側では、→向きになります。黒い部分とその反対側を見ると、0度の時と力の向きは全く変わりません。磁石の向きも電流の向きも変わらないので当然です。ということはコイルを左右に引っ張る力がはたらくだけで回転は起きそうにないですね。実際は0度から90度の部分での慣性があるので、90度を超えてもまわりつづけるだろうと思われますが、もし90度の位置で電流を流しはじめていたとしたら、まわりはじめないはずです。
90度を超えた位置(例えば135度)でも、黒い部分の電流の向きと磁界の向きは変わらないので、同じく←向きに力を受け、反対側(315度)では→向きに力を受けます。
0度から90度の範囲では、この向きに力がはたらけば時計回りの回転の駆動力となるわけですが、90度を超えると、回転する向き↻とは逆向きに力を加えていることになるので、このときに電流を流すとモーターが回らないということになります。
言葉で説明しているのでイメージが湧きにくいかもしれないです…
僕がダラダラ書き連ねたのを読むより、この動画見てもらった方がはやいですね。
https://youtu.be/7cBeHPecBII?si=vNsRAhmK0pohN9Ks