解答

✨ 最佳解答 ✨

高校物理で習う力学というのはニュートンが発見した「運動の3法則」に従っています。

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ここで運動の3法則とは、(理解していれば読み飛ばしてもらっても構いません)

①運動の第1法則
 物体に力が働かないかぎり、静止している物体は静止しつづけ、運動している物体はそのまま等速直線運動をつづける(=慣性の法則)

②運動の第2法則
 ma=F が成り立つ(=運動の法則)

③運動の第3法則
 物体Aから物体Bに力が作用するとき、常に物体Bは物体Aに力をおよぼし、この2力は同一直線上にあり、向きは反対で大きさは等しい(=作用・反作用の法則)

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実はこの運動の3法則の順番には意味があって、①が成り立つとき②が成り立つのです。
(まれに「ma=FでF=0のとき、a=0になるから静止しているか等速直線運動するよね」という説明をされる方がいますが、完全な間違いで、順番が逆なのです。)

つまり、①の慣性の法則というのは高校物理の力学における原点なのです。

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さて前置きが長くなってしまいましたが、今話したように慣性の法則は高校物理の力学の原点です。
慣性の法則を考えると力が働いていない物体は静止し続けるか等速直線運動を続けます。

今回エレベーターには力が働いていますが、おもり自体には力は働いていません。
したがって、おもりはその場に留まろうとします。

その運動の様子をエレベーターとともに動く人が観測すると、あたかもおもりが下に動こうとしているように見えます。

これが見かけ上の力、慣性力なのです。

つまり、慣性の法則により、おもりはその場に留まろうとするので、エレベーターとともに動く人から観測すると下向きの力(慣性力)が働いているように見えるということです。

物理的思想が強くなり長くなってしまいましたが、このようなイメージがあります。

わかりやすくありがとうございます😭助かりました!

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