図3の回路は直列回路、合成抵抗は 6V÷0.1A=60Ω になります。なので、a,b,cの中から、それぞれの抵抗を足して60になる組み合わせを見つけましょう。
aの抵抗は20Ω、cの抵抗は40Ωなので、足して60Ωになります。つまりbがあるCD間を通らずに地点Aまで辿り着くルートにaとbがあります。ということは、AB間、BC間に、aとcがあるということです。しかしまだ確定はしていません。
図4を見て、確定させましょう。
図4の回路は並列回路、合成抵抗は 6V÷0.5A=12Ω になります。また、回路の繋ぎ方から、BC間、CD間の抵抗器だけを通ると分かります。つまり、CD間にあるbの抵抗と、合わせて12Ωになるのはaとcのどちらか比較しましょう。
もし、BC間にaがあるとするなら、
1/30Ω+1/20Ω=5/60Ω
約分して 1/12Ω になり、これは合成抵抗の逆数なので、分母と分子を反対にして 12Ω になります。
つまり、BC間にはaがあるということです。図3で、aとcは、AB間かBC間のどちらかにあるとわかっているため、cはAB間にあると分かります。
したがって、答えは イ です。
結果を示されている問題では、複数ある過程を厳選して、どの過程が適切か判断していきましょう。