✨ 最佳解答 ✨
(1)
半円の記号がついているのが温暖前線です。記号のついている方向に暖気が進みます。
三角形の記号がついているのが寒冷前線です。記号のついている方向に寒気が進みます。
温帯低気圧では二つの前線に挟まれた部分(写真ではオレンジ色に塗った箇所)に暖気が流れ込んでいます。(この領域を暖域と呼ぶ)その後方には寒気が流れ込んでいます。
したがって右側の前線が温暖前線、左側の前線が寒冷前線になります。
(3)
(2)の断面図に、前線に伴って発生する雲を書きました。
ある観測地点(本問でのP地点)に温帯低気圧が近づいてくるとき、一番最初に確認できるのは温暖前線によってできた巻雲です。(「巻」がつく雲は上層雲に分類される)
続いて中層雲である高層雲、乱層雲が近づきます。
その後寒冷前線が近づくと積乱雲が見えます。
寒冷前線の断面図は傾きが急になっていて、空気が上昇しやすいため、背が高くなりやすい積乱雲ができます。
(4)
解き方は二つあります。
その一 気温変化に着目する
寒冷前線が通過すると寒気が流れ込んできます。なのでグラフで気温(破線)が下がってる時間帯を選びます。
その二 気圧変化に着目する
図1を見ると、寒冷前線の西側では気圧が高くなっていきます。そのため、グラフで気圧(実線)が上がっていく時間帯を探します。
(5)
「南寄りの風」は南から吹いてくる風、「北寄りの風」は北から吹いてくる風です。
(1)の図にあるように、寒冷前線の後面には北から寒気が入ってきます。そのため、寒冷前線が通過すると風向は南寄りから北寄りに変化します。