解答

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たとえば、2つの対立遺伝子A(a)とB(b)について、検定交雑における子の表現型の分離比(または配偶子の遺伝子型の分離比)が、[AB]:[Ab]:[aB]:[ab] =1:1:1:1 となるとき、A(a)とB(b)は独立していると言えます。(たぶん教科書に載っている)

一方、[AB]:[Ab]:[aB]:[ab] =1:0:0:1 のように、特定の表現型が現れない結果となったら、A(a)とB(b)は連鎖していて、乗換え組替えをしていない場合になります。

もし、[AB]:[Ab]:[aB]:[ab] =4:1:1:4 のようになったら、同じくA(a)とB(b)は連鎖していますが、組替えが起こって[Ab]と[aB]が生じたことになります。

では、問題の[ABc]:[aBC]:[Abc]:[abC] =1:1:1:1 から、どのように考えていくかというと、注目しない遺伝子を消せば良いのです。文字通り文字を消します。

A(a)とB(b)の関係について知りたければ、Cを消します。
すると、
[AB]:[aB]:[Ab]:[ab] =1:1:1:1
となり、順番を並び替えると、
[AB]:[Ab]:[aB]:[ab] =1:1:1:1
となり、A(a)とB(b)は、独立していると言えるので、解答はアとなります。
B(b)とC(c)についても同様です。

同じように、A(a)とC(c)の関係について知りたければ、Bを消します。すると、
[Ac]:[aC]:[Ac]:[aC] =1:1:1:1 となるので、
整理して、[Ac]:[aC] =1:1
さらに全パターンを含めてあげると、
[AC]:[Ac]:[aC]:[ac] =0:1:1:0 となるので、
A(a)とC(c)は、連鎖していて、乗換え組替えが起こらなかったということがわかり、
解答はイとなります。
ちなみにこの場合、Aとcが同じ染色体上にあり、aとCが他方の染色体上にあることも分かりますね。

ということで、注目していない遺伝子を消すと、注目している遺伝子の分離比が分かります。
分離比が分かると、独立、連鎖、組替え具合が分かります。

ショウ

ありがとうございます、とてもわかりやすかったです

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解答

3個だとわかりにくいので、2個ずつ文字を絞った考えると良いと思います。
①AB:Ab:aB:ab=全て1 つまり出てくる比率は同じ。もし連鎖していたら、AB:ab=1:1です。
③同じく2個でみると、Ac:aCとなっているので、組み換えが起こった。 ということです

ショウ

ありがとうございます

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