✨ 最佳解答 ✨
硫酸銅水溶液200mLには0.20molの硫酸銅が含まれている。
だから、必要な硫酸銅五水和物の質量には0.20molの硫酸銅が含まれていればよい
硫酸銅五水和物1molには1molの硫酸銅と5molの水が含まれているから、
0.20molの硫酸銅が欲しければ、0.20molの硫酸銅五水和物が必要。
すなわち、1mol/L硫酸銅水溶液200mLを作るには0.20molの硫酸銅五水和物が必要。
よって、答えは0.20×硫酸銅五水和物のモル質量で求まる。
答えは50gですが、このうち0.20×160=32gは硫酸銅の質量、18gは水の質量ですよ。
32gの硫酸銅とは0.20molの硫酸銅ですよね。
このときに生じた水18gはモル濃度には影響しません。
なぜなら、硫酸銅五水和物50gに水を加えて200mLにするのですよ?
結局、どれだけ水和物から水ができても溶液の量は200mLになるのです。
モル濃度とは、1Lの溶液に含まれる溶質の物質量でしたよね。
すなわち、硫酸銅五水和物50gに水を加えて200mLにする
ⅠⅠ
硫酸銅32gに水を加えて200mLにする
分からなければ質問してください
水和物に水を加えて200mLにするのですよ。
200mLの水を加えるのではないですよ。
だから、水和物から水が出ても溶液の量は200mlになります。
たぶん、質量パーセント濃度とか質量モル濃度とかと混同しているのだと思います。
例えば、今回の問題が硫酸銅五水和物50gに水を200g加えて水溶液を作った。
このときの硫酸銅水溶液の質量パーセント濃度は?と言われたとき。
質量パーセント濃度とは、溶液の質量に対する溶質の質量の割合を表したもの。
硫酸銅五水和物1molとは、1molの硫酸銅と5molの水が含まれているから、
硫酸銅五水和物250gには、160gの硫酸銅と90gの水が含まれている。
すなわち、硫酸銅五水和物50gには、
250g:160g=50g:□g
□=32g の硫酸銅が含まれている。
よって、溶質(硫酸銅)の質量は32g、溶液の質量は200+50=250gになるから、
※硫酸銅水和物50gに水200gを加えたのだから、溶液の質量は200+50=250gになりますよね
質量パーセント濃度は、溶液の質量に対する溶質の質量の割合だから、
質量パーセント濃度は、(32/250)×100で求まりますよ。
例えば、今回の問題が硫酸銅五水和物50gに水を200g加えて水溶液を作った。
このときの硫酸銅水溶液の質量モル濃度は?と言われたとき。
質量パーセント濃度とは、溶媒1kgに溶けている溶質の物質量を表したもの。
硫酸銅五水和物1molとは、1molの硫酸銅と5molの水が含まれているから、
硫酸銅五水和物250gには、160gの硫酸銅と90gの水が含まれている。
すなわち、硫酸銅五水和物50gには、
250g:160g=50g:□g
□=32g の硫酸銅が含まれている。
よって、溶質(硫酸銅)の物質量は32/160=0.20mol、溶媒の質量は200+18=218gになるから、
※200+18の18とは水和物由来の水の質量ですよ。
水和物には水が結合しているから、この水が溶けて溶媒の質量になることに着目です。
すなわち、溶媒は最初に加えた水200gではなくこの水和物由来の水の質量も足します。
先ほどとの違いは溶媒の質量なのか溶液の質量なのか。
ちなみに、硫酸銅水和物50gに含まれる硫酸銅の物質量ですが、
硫酸銅水和物の物質量=硫酸銅の物質量だから、50/250=0.20molでもいいですよ
質量モル濃度、すなわち、溶媒1kgに溶けている溶質の物質量は、
218g:0.20mol=1000g:□mol
□=約0.92
よって、質量モル濃度は約0.92mol/kg
例えば、今回の問題が硫酸銅五水和物50gに水を加えて200mLにした。
このときの硫酸銅水溶液の質量モル濃度は?と言われたとき。
モル濃度とは、溶液1Lに溶けている溶質の物質量を表したもの。
先ほどの質量モル濃度と同じ様に求めて
溶質(硫酸銅)の物質量は32/160=0.20mol、溶液は200mLだから、
※溶液とは全体の体積ですよね。
今回は硫酸銅五水和物50gに水を加えて200mLにしたのだから、全体の量は200mL。
モル濃度、すなわち、溶液1Lに溶けている溶質の物質量は、
200mL:0.20mol=1000mL:□mol
□=1.0mol
よって、モル濃度は1.0mol/L
これらの違いがわかってないのではないでしょうか?
言葉の意味に着目です。
何度もありがとうございます分かりやすかったです!!
なぜどれだけ水和物から水が出ても溶液の量は200mlになるんですか??