例題71は見当たりませんので79について解説します。
まずPの式は変数が(x、y)と2つ入っていて、それぞれが互いに無関係に値を変えるのでこのままでは求めようがありません。
そこでまず片方の変数を固定して(定数として扱って)、先に片方の変数で最小値を求めます。ここではyを固定してxについて考えています。
Pをxの関数として見るとPはxの2次式なので平方完成します(2次関数の最大最小は平方完成)。すると解答の赤い式になり、Pはx=2y-1のときに最小となることが分かります。
次にPを最小にするyについて考えます。x=2x-1の時、(x-2x+1)^2は消えるので後ろの項だけを考えます。これもyの二次式なので平方完成するとPを最小にするyが-1で、Pの最小値は5だと分かります。
あとはx=2y-1にy=-1を代入すればいいです。
先にPを最小にするxの値をyで表すことでxの項を無くし、Pの最小値をyだけで議論しようとしているのです。
長々と失礼しました。