✨ 最佳解答 ✨
形容動詞のナリ活用とタリ活用の右側について答えます。
前回も答えましたが、信じてくれなかったようなのでもう一度言います笑
形容動詞の連用形の使い分けは、
「連用形接続の助動詞が下に続く場合」→「なり、たり」
「それ以外が下に続く場合」→「に、と」
です。
なぜそうなるのかという理由は、前回自分がコメントしたので割愛させていただきます。
僕が指導を受けている、信頼できる一流の予備校講師の方もおっしゃっていたので間違いありません。
高校の教科書にはわかりにくく「動詞が続く場合」「に、と」だと書かれており、先生もそれに従って教えているのかもしれません。
ソースも貼っておきます。
https://yama-taku.science/japanese/classic/grammar/quasi-adjective/
[連用形の使い分け]という欄を参照ください。
ちなみに「むげに」は副詞ではなく形容動詞の連用形です。
https://www.google.co.jp/amp/s/kobun.weblio.jp/content/amp/%25E3%2582%2580%25E3%2581%2592%25E3%2581%25AA%25E3%2582%258A
「むげに〜〜打ち消し」という呼応表現の場合では、副詞ではないかという説があるようです。
つまり
ク活用シク活用のとき、下に助動詞がつけば左側を
ナリ活用タリ活用のとき下に助動詞がつけば右側
ということですか?
ナリ活用、タリ活用するものは「形容動詞」と言います。
ク活用、シク活用するものを「形容詞」と言います。
①形容動詞の連用形
・下に助動詞がくる場合→右側の「なり、たり」
・下にそれ以外がくる場合→左側の「に、と」
連用形以外の活用形は、形が一つしかないので大丈夫だと思います。
②形容詞の補助活用
・右の「く・く・し・き・けれ」を本活用
・左の「から・かり・◯・かる・◯・かれ」を補助活用
と言います。
・「補助活用」→「下に助動詞が来るとき」
・「本活用」→「下に助動詞以外が来るとき」
ただしこれには例外があります。
その中の主な3つを挙げておきますね。
①命令形になるときも「補助活用」に
→形容詞「無し」が文末で命令形になると「〜〜なかれ」など
②下が打消しの接続助詞「で」のときも「補助活用」に
→形容詞「美し」→「美しからで」など
③"断定の助動詞「なり」につくときは「本活用」に
→「美しきなり」など
断定「なり」の上を補助活用にして読むと、伝聞推定の「なり」か断定の「なり」かが、非常に判断し辛くなってしまうためです。
ありがとございます!!!
もし信用できなかったら、下の例文を学校の先生に見せて聞いてみてください。
それでも「に、と」を使うのは下に動詞が来る時だけだと学校の先生がおっしゃたなら、仕方ありません笑
「……いみじうあはれにをかしけれ」(枕草子)
→「をかし」は形容詞ですね。
「あはれに」は形容動詞「あはれなり」の連用形です。
「いみじく泣くのを見給ふも、すずろに悲し」(源氏物語 若紫)
→「悲し」は形容詞です。
「すずろに」は形容動詞「すずろなり」の連用形です。