✨ 最佳解答 ✨
溶解度の問題でよく出てくる物質の中で、硫酸銅だけは「自身だけでなく、周りの水と一緒になって沈殿する」という点で例外的で、解き方も異なります。比例による解法は、溶液全体が140gだったら、冷却して15g析出することを利用して作られていますが、これが成り立たないのでその式は使えません。
この教科書では、その理由について
「①硫酸銅は、硫酸銅は、水もくっついて一緒に沈殿するから、硫酸銅だけが沈澱したとしたときよりも重くなる
②水もくっついて一緒に沈殿するという事は、液体の水は減るという事。従って、解けることができる硫酸銅はそ
の分さらに減り、沈殿する量がさらに増える」
の2つの要因があるよと言いたいんだと思います(多分)。誤答1は①②両方×、誤答234は②が×となる例です。
②については、イメージしにくいと思いますので、例も上げておきます。硫酸銅と同じ溶解度の、水和物になる物質があったとします。今、水100gに40g溶けている飽和溶液を30℃まで冷やして、水が80gになったとしたら、溶けられる量はその25/100の20g、沈澱した量は(100+40)-(80+20)=40gで、15gじゃないですよね。
こんな感じで、水が減ったら、硫酸銅の溶けれる量も減るので、沈澱する量が増えることになります。
回答ありがとうございました。
わざわざ例まで上げていただいて分かりやすかったです!