初等関数(高校までに習う関数)のほとんどでは、
最小値か最大値になりうるのは
「極値」か「区間の両端」
だけです。
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つまり、
√(a^2+b^2)・sinx
の最小値になりうるのは
x=π/2 (極値)か
x=α+π/6、α+π/3 (区間の両端)
のときだけです。
ここでグラフより、x=π/2は最大値なので
あとは
x=α+π/6、α+π/3
のときのどちらが最小値を取るのかを考えれば良いのです。
そこで用いるのが赤線の部分です。
xやαについての不等式を駆使して、
「x=α+π/6の時の方が小さい」ということを主張しているのが赤線の不等式になります。
「違う表し方」とは
「赤線の部分の言い換え」のことですか?
でしたら
「
sin(α+π/6) < sin5/12π かつ sin7/12π < sin(α+π/3)
なので
sin(α+π/6) < sin(α+π/3)
」
とかですかね。
違う表し方はありますか?