問8 下線部(c)に関して、赤血球中のヘモグロビンは、酸素と結合して酸素ヘモグロビンと
なり,全身の組織に酸素を運ぶ役割を担う。 このヘモグロビンと酸素の結合は可逆的
に行われ,生体ではおもに酸素分圧(肺胞中は 100mmHg, 組織中は 30mmHg とす
る)や二酸化炭素分圧(肺胞中は40mmHg, 組織中は 70mmHg とする) に依存する。
下図の2つの曲線は,二酸化炭素分圧が40mmHg と 70mmHg での酸素分圧と酸素へ
モグロビンの割合との関係 (酸素解離曲線)を表している。
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(1) 二酸化炭素分圧が70mmHg における曲線は,I,
Ⅱのどちらか。
(2) 曲線上の a~ h から肺静脈中の血液の状態を表す
点を選べ。
(3) 肺静脈中の全へモグロビンのうち、 何%が解離し
て酸素を組織に供給するか。 計算式を示して答え
よ。
(4) 仮に、 曲線ⅡIがある平地に生息する動物の安静時
の酸素解離曲線だとする。 これと比較するとき、 高
山に適応した動物の酸素解離曲線は右にずれる
か、 左にずれるか答えよ。
100円
97
酸92
酸素ヘモグロビンの割合〔%〕
80円
600
40
20
h
16.0
ge
a
b
曲線 Ⅰ
e 40mmHg0
a nommtlg.
曲線Ⅱ(組)
20 40 60 80 100胞
酸素分圧 [mmHg]