101. 免疫応答 ①
異物が体内に侵入したが, 自然免疫で撃退できなかったとき, 適応免疫 (獲得免疫)が有効
である。 しかし適応免疫が発動して (ア)が分泌されたり、(イ)によって感染細胞が破壊
されたりして抗原が排除されるまでには時間がかかる。 この最初の免疫反応が (ウ)で,時
には抗原により発症してしまうこともある。 一度感染した抗原には再び感染する危険性がある
が、体には免疫記憶と呼ばれる, 二度目以降の感染に備えるしくみがある。 (ウ) において,
抗原を認識したB細胞やヘルパーT細胞, (イ)の一部が (エ)として残り, 2回目以降の
同一抗原の侵入に対して素早く (オ) 反応をする。 この反応を (カ)といい, 速やかに抗
原を排除することで, 発症を防いだり、 発症しても症状をやわらげたりすることができる。
102. 免疫応答②
右の図において, Xで抗原Aを注射したのち,Yで同じ
抗原Aを注射したときの抗体濃度を示しているのは,曲線
(ア)である。 また, YでAとは別の抗原 B を注射した
ときの抗体濃度を示しているのは曲線 (イ) である。
血液中の抗体濃度
ha
Y
〔時間〕
103. 免疫の応用
弱体化した病原体やその破片をあらかじめ体内に注射することで免疫記憶を生じさせる方法
を(ア)といい, 死んだ病原体やその破片を注射するために生成したものを (イ)という。
特に、弱体化した病原体を(ウ)という。
ほかの動物に抗体をつくらせ, その抗体を含む血清(血液から繊維や血球を取り除いたもの)
を(エ)といい, (エ) を使う解毒法を (オ)という。 この場合, 血清中の動物タンパク
質に対して免疫系が反応するため, 抗体のみを取り出し, 分離精製して利用する。これを
(カ)という。
増殖したT細胞の一部が残ったものを (キ) といい、 再度同じ病原体が侵入してきたとき
は直ちに活性化してはたらく。 このしくみを利用して結核感染の有無を調べる方法として,
(ク)検査がある。 また, 結核菌に対する免疫をつくるために (ケ) 接種を行う。