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バラつきてる
例題.5
母平均の検定
€137/9 Futz126827
に従うように製造している。 16本を無作為抽出して調査したところ, 容量
ある会社では, ジュースを, 1本平均200mL, 標準偏差 7mLの正規分布
の平均は197mLであった。 この結果から、 「ジュースの容量の平均は200mL
「ではない」と判断できるか。 有意水準 5% で仮説検定せよ。
製造されるジュースの容量の母平均をmとする。
このとき, 帰無仮説は 「m=200」, 対立仮説は 「m ≠ 200」 である。
帰無仮説 「m 200」 が正しいとすると, 標本平均 X の分布は正規分
(2
N 20076) とみなせるから,X を標準化した Z=
X-200
16
7
√16
10.
=
分布は N (0, 1) とみなせる。
標本平均の値が 197 であるから,確率変数Zの値zの絶対値は
|197-200|
|z| =
≒1.71
7
√16)
の
2章
4節
統計的な推測
よって
P(|Z| ≧ 1.71)=2(0.5-μ(1.71)) = 0.08726
ゆえに, およそ9% となり,有意水準5%よりも大きいから,帰無仮
説は棄却されない。
5より大きいといえないで
したがって, 「ジュースの容量の平均は200mL ではない」とはいえない。