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モ1.生物の特徴 25
計算
220.原形質流動
察開始時(図1左)と15秒後(図1右)の細胞を接眼ミクロメーターの目盛りとともに描いた
ものである。この観察について下の各問いに答えよ。
問1.図1の矢印Aの細胞小器官は
何か。名称を答えよ。
問2.原形質流動の観察を,接眼ミ
クロメーターを用いて行った。最
初に,接眼ミクロメーターの1目
盛りの長さを求めた。いま, 接眼
レンズ10倍,対物レンズ20倍の組
み合わせのとき,接眼ミクロメーターの18日盛りが対物ミクロメーターの10目盛りと重
なっていた。このことから,接眼ミクロメーターの1目盛りが何 um に相当するかを答
えよ。ただし、対物ミクロメーターは1mm を100等分した目盛りがついている。割り
切れない場合は,小数第2位を四捨五入した値を答えよ。
問3.観察開始時に矢印Aで示した細胞小器官はその後矢印Bの方向に動いていた。15秒
後の矢印Aの細胞小器官の位置に注目し,この細胞における原形質流動の速度を時速
(mm/時)で求めよ。ただし,観察に用いた顕微鏡の設定は接眼ミクロメーターを含めす
べて問2と同じとする。割り切れないときは,小数第1位を四捨五入した値を答えよ。
問4.原形質流動の速度は,いつも一定では
なく,周囲の影響を受けて変化する。原形
質流動の速度に及ぼす光と温度の影響を調
べた。表1と表2はその結果をまとめたも
のである。この実験からどのようなことが
考えられるか。以下の文中の(ア )に適
当な語を入れ,(イ )に当てはまる語句
を1つ記号で選び,文章を完成せよ。
原形質流動には, ( ア )の分解により
得られるエネルギーが必要であり,そのた
めに光合成や呼吸の働きが重要である。こ
れらのことをふまえると,本実験により,
図1は,オオカナダモの葉における原形質流動のようすについて,観
観察開始時
観察開始 15秒後
160000000
B
図1
す、間
原形質流動の相対速度と光の関係
光(ルクス)
窓際(6000)
室内灯(600)
表1
相対速度(%)
100
26
室内灯(60)
8
暗所(0.2)
1
TUモル
表2 原形質流動の相対速度と温度の関係
温度(℃)
相対速度(%)
40
29
30
100
活発な原形質流動のためには適切な
20
56
10
32
(イ )の条件が必要であると考えられる。
((イ )の選択肢)
(A)光
(D)温度
(H)二酸化炭素と湿度
(B)二酸化炭素
(F)光と二酸化炭素
CD
間3.解答の単位に注意する。
(C)湿度
(E)酸素
(G)光と温度
(16.北海道大改題)