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人と
図JにJ 日 三1
次のA.Bの俳句とCの短歌、それぞれ
(岩手県,改)
短歌·俳句を味わう
かんしょう
の鑑賞文を読んで、後の問いに答えなさい。
ひかりどう
ゆき げ みず
有馬
A 光堂より一筋の雪解水
さ み だ れ
まつ お
した じ
この句の下敷きになっているのが「五月雨の降り残してや光堂」(松尾
ちゅうそん じこんじきどう
さんぜん
芭蕉)であることは、言うまでもない。芭蕉の句は中尊寺金色堂の燦然と
たた
けんらん
輝く様子を称え、有馬朗人の句は絢購たる光堂から輝いて流れ出る雪解水
せんさい
の美しさを繊細な感受性をもって詠みとめている。芭蕉の句に繋がること
ぼうだい
によって朗人の句には膨大な時間が取り込まれ、
無限の大きさが内包されている。
|音の小さな詩型に
(「現代俳句の鑑賞事典」による)