アルコールの構造決定
炭素,水素,酸酸素からなるアルコールXがあり, Xはヒドロキシ基以外の酸素原子を
もたず,1つの炭素原子がヒドロキシ基を2つ以上もつこともない。また, X は不斉炭
素原子をもたないものとする。 アルコールXについて, 実験1~5を行った。
実験1 試料としてアルコールX
吸収管I
吸収管I
r U-U
試料皿 試料 酸化銅(IⅡ)
9.00mgを図Iの実験装置
を用いて完全燃焼させ, 生
じた燃焼ガスを吸収管Iお
よびIで吸収したところ,
吸収管Iは8.37mg, 吸収
管Iは 20.4mg,それぞれ質量が増加した。
ガラス
ウール
乾燥した酸素
ガスバーナー
塩化カルシウム ソーダ石灰
図I 元素分析装置
実験2 ある溶媒に尿素(CH.N.0, 分子量 60.0)を溶かした3種類の溶液A~Cと溶媒
との温度変化をそれぞれ測定し, 図Iの冷却曲線を作成した。次に,アルコー
ルX1.00gを同じ溶媒10.0gに溶かした溶液Dを調製し,その凝固点降下度を
測定し求めたところ1.59Kであった。
5
溶液A: 尿素 0.30g+溶媒10.0g
溶液B:尿素 0.60g+溶媒 10.0g
溶液C:尿素 0.90g+溶媒 10.0g.
4
3
2
溶媒一
溶液 A
-3
土溶液 B)
-4
-5
-6
溶液C
-7
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160
時間(秒)
図I 溶媒と溶液の冷却曲線
【2)到部