-
F
419
粘性のあるコロイド溶液となる。 このような
現象をデンプンの糊化といい、このようなデン
プンをαデンプンという。
H
4 C
aデンプンでは、水と熱のはたらきによって
アミロペクチンの枝部分が広がり、βデンプン
に存在していた結晶部分が消失しているため、
柔らかくて消化にも良い。HCHOOPY
一方, aデンプンを放置しておくと、内部
の水分子が抜けていくことによってもと
結晶部分が復活し、βデンプンに戻っていく。
この現象をデンプンの老化という。 βデンプン
は硬くて消化にも良くない。
アミロペクチン、
結晶部分
アミロース
(i)
6 CH₂OH
(5)
Man
ANNEM
βデンプン
[解答」 12500 2 23 3 25 4 100
419 解説 グルコースの環状構造には, 1位 (図
の①)のC原子に対して, -OH-O- が結合した
構造 (ヘミアセタール構造) を含むので、水溶液中では,
この部分で開環して, アルデヒド基(ホルミル基)をも
つ鎖状構造に変化し、還元性を示す。
H
OH
HO C
③3③
-O H
i
CO
H
C②
OH
糊化
ヘミアセタール
構造
OH
α O α
アミロース
=
6 CH₂OH
1⑥⑤
.COH
H
4°C
αデンプン
H
OH HI
OH ℃
1.3
H
α-グルコース
鎖状構造 ←
開環
すなわち, グルコースの1位のOHが還元性に関
与していると考えてよい。
還
R
性
アルデヒド基
( ホルミル基)
H
C②
OH
ア:グルコースの還元性を示す1位のOHどうしで
縮合してできた二糖分子は、水溶液中で開環できな
いので,還元性を示さない。 ただし,各グルコース
にはα型,β型の立体異性体があるので,その組合
せは次の4種類が考えられる。
α ·O· B
Ⓡ_0_0
1.1 - グリコシド
結合を示す。
(iii) B
α (iv) B O
B
このうち, (i)と()は裏返すと重なるので同一物で
ある。したがって,グルコース2分子からなる非還
元性の二糖分子 A の異性体は3種類である(このう
ち, (i) が天然に存在するトレハロースである)。
イ:グルコースの還元性を示す1位のOHが別の
グルコースの2位 (②), 3位 (③) 4位 (③). 6位 (⑥)
OH と縮合してできた二糖分子は、水溶液中
その一方の環だけが開環できて、還元性を示す。
グリコシド結合の仕方には、次の4種類が考えられる。
0000000
420
00²-²00
D
ただし,各グルコースにはα型,β型があるので, A,
B,C,Dについて,上記の(i),(i)(i)(iv)のそれ
ぞれ4通りの組合せがある。したがって,グルコー
ス2分子からなる還元性の二糖分子Aの異性体は,
全部で4×4=16種類ある。
ウ非還元性の二糖の水溶液では、左側のグルコース
も右側のグルコースもどちらも開環しない。したが
量って, その水溶液の種類は,アと同じ3種類である。
還元性の二糖の水溶液では、 左側のグルコースは
開環しないので, α型, β型の立体構造は変化しな
い。一方, 右側のグルコースにはヘミアセタール構
造が存在し, 開環するので,平衡状態になると, α
型とβ型の混合物となる (右側のグルコースの立体
構造は次第に変化し,やがて同じ平衡混合物となっ
てしまう)。したがって, (i) と (Ⅱ), () と (iv)は平衡状
態においては区別できないので、還元性の二糖分子
Aの水溶液の種類は4×2=8種類となる。 以上
○より, 二糖分子Aの水溶液の種類は、全部で 3 +
8 = 11種類である。
解答 ア : 3: 16 ウ: 11
7-36 ア
36 アミノ酸
420 解説 同
シ基が結合した化
ミノ酸は, R-C
R-の部分をアミ
は、この側鎖の
水分解で得られる
であるグリシンを
つので、鏡像異
参考 アミノ
鏡像異
天然のα-
はすべて
知られて
(a).
H₂N
C
D-7
アミノ酸に
-COOH OF
晶中では,一
性イオンとし
がら、イオン
いが,有機
ノ酸は水
化し、中性
ある。
酸性
R-CH (
アミノ
け取って
放出して
各アミ
内で正,
そのアミ
はほと,
てもア
ミノ酸
分子中
性アミ