タンパク質は, DNA の遺伝情報にもとづき、次のような過程を経て合成される。
まずDNAの塩基配列は mRNAの塩基配列に写し取られる。 この過程を (a )と
いう。このとき, DNAの塩基 A, T, C. G に対して, それぞれ RNAの塩基 (b),
(c),G,Cが結合する。
続いて, mRNAの塩基配列にもとづいてアミノ酸が順に並ぶ。 この過程を(d)
という。(d)では(e)個一組の塩基配列によって1つのアミノ酸が指定される。
このmRNA の (e) 個一組の塩基配列を (f)といい, 指定されたアミノ酸は
( f )に相補的な塩基配列をもつ(g)によって運ばれる。 こうして mRNAの塩
基配列にしたがって運ばれたアミノ酸が、順次結合することでタンパク質が合成され
る。
このように, 遺伝情報は DNAからタンパク質へ方向性をもって流れている。 この
考え方は( h )といわれ, 遺伝情報の発現の原則とされている。