歴史
中学生

絶対王政と専制君主制と専制政治って同じですか?

回答

良い質問ですねぇ。

「絶対王政」→ある王家(王朝)が強大な権力を集め、国を治める政治体制

「専制君主制」→国王「個人」に強大な権力が集中し、国を治める政治体制。
 ※専制君主制と専制政治は同じです

さて、2つの違い。

★絶対王政
「国王を中心とする官僚機構」が国を支配します。
官僚機構とは、日本でいう「文部科学省」とかです。
そういう組織を王が作り、政策を担当させます。
もし、政策が失敗しても、その政策を行った官僚に責任を負わせて、王は批判されずにすみます。
なので、結局は王の権力が強くなります。

★専制君主制
「国王個人」が独断で国を支配します。
なので、政策が失敗したら、王は責任を負わされることになります。

あと、ポイント。
「専制君主制」は、世界中どこにでもあります。日本も、平安時代では天皇が強い権力を持っていたし、江戸時代では幕府が強い権力を持っていました。これだって、「専制君主制」なんです。
しかし、「絶対王政」は、中世ヨーロッパにしか存在しません。

あと、「専制君主制」と「独裁政治」の違い。
「独裁政治」は選挙によって選ばれた人が国を支配します
「専制君主制」は国王が国を支配します。

ふぇ~とん😜🎭

分かりにくいときは、遠慮なく言ってくださいね!

ふぇ~とん😜🎭

絶対王政では、王に批判が来にくいので、長期的に王朝が国を支配します。

専制君主制では、周りの人や国民は、君主(王や皇帝)を恐れて口出ししませんが、君主が政策に大幅に失敗したときには、一斉に攻撃し、君主が変わります。

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