非競争的阻害剤の有無における、違いでいいのかな?
v-sグラフで表すと、どうなるかってことだと思って回答しますね。
酵素を[E]、基質を[S]、非競争的窓外剤を{I}、生成物を[P]とし、
各複合体はまとめて[]で表しますね。
第段階として[E]は、
①[E] + [S] → [ES]
②[E] + [I] → [EI]
のいずれかの複合体となり、
次に、
[ES]は
①A [ES] + [I] → [ESI]
①B [ES] → [E] + {P}
[EI]は
②A {EI} + {S} → [ESI]
②B [EI] → [E] + [I](通常、非競争的阻害剤は可逆的であるため)
となります。
ですので、上の方が書いている通り、酵素と基質との複合体ESI]は、見かけ上、影響を受けているようにはみえません。
([ES][ESIともに、酵素-基質複合体とみなせるため])
しかし、[ESI]は、基質を分解することはありませんので、実質的な反応速度vは大きく低下します。
阻害剤のない場合の最大反応速度をVmaxとすると、1/2 Vmax を与える基質濃度がKm(ミカエリス定数)ですので、
Km自体は変化せず、Vmasのみ低下することとなります。
v-sグラフで表すと、阻害剤が無い場合のKmと、阻害剤ある場合のVmaxから求まるKmとが一致するような形になります。
ざっくりとした図だけ添付しておきますね。