単純に言うと和気清麻呂が宇佐八幡神のお告げを無視したということです。
もっと詳しく説明するために宇佐八幡宮神託事件の一連の流れを説明させていただきます。
まず、九州の宇佐八幡神が道鏡の即位をうながすお告げをしました。
これに対して、道鏡に反対する貴族たち(藤原百川など)はこのことをよく思っていませんでしたが、このお告げが称徳天皇の耳に入れば間違いなく道鏡が天皇になるという異例の事態になってしまいます。
そこで、そんな事態を防ぐために当時神意を聞く使いであった和気清麻呂にお告げとは反対の報告をさせて道鏡の即位を挫折させました。
という流れです。