日本史
高校生
解決済み

鎌倉幕府にて、各国の統治は国司と守護の2人がいますが、それはどういうことですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

鎌倉時代の、朝廷と鎌倉幕府による公武二元支配の仕組みです。
①朝廷は各国に国司を派遣し、平安時代までと同様に地方支配(実質は農民からの徴税)を行わせます。←公家による支配
②鎌倉幕府は、征夷大将軍である源頼朝と主従関係を結んだ武士を御家人と呼び、地頭として所領支配を認めます(本領安堵)。さらに、ある国の地頭たちの中で名望のある地頭を守護に任命し、その国の地頭たちをまとめるリーダーとします。これが鎌倉幕府による守護・地頭の設置です。←武家による支配

①・②を合わせると、一つの国の中に朝廷による支配者(国司)と、鎌倉幕府による支配者(守護)が同時に存在することになります。これを公武二元支配と言います。

承久の乱後には、鎌倉幕府の力が朝廷を凌ぐようになり、公武二元支配も武家優位になったと教科書の記述に書いてあると思います。

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