日本史
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解決済み

GHQの占領目標として「非軍事化」「民主化」がありますが

「人権指令」「五大改革指令」「公職追放」「財閥解体」「農地改革」

これらの事はそれぞれどのような関係になりますか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

GHQの対日占領政策の方針である「民主化」「非軍事化」の具体的な政策として「5大改革」や「憲法制定その他法整備」「極東国際軍事裁判」などの改革があります。
「5大改革」というのは、
①婦人解放
②労働組合結成の奨励
③教育の自由化
④圧政的諸制度(秘密警察など)の廃止
⑤経済の民主化(財閥・寄生地主制の解体)
以上のことです。
☝️🏻「人権指令」というのはGHQから出された、「治安維持法や特別高等警察の廃止」のことを指します。この指令を躊躇ったことで東久邇宮稔彦内閣が総辞職しましたね。「5大改革」の④に当たると思われます。
✌️🏻「公職追放」というのは1946年に行われた「公職(公務員)から軍部・右翼などの戦争協力者の追放」のことです。これによって約21万人が追放されました。これらは上の「5大改革」には当たらず、戦後処理の延長線上にあると思われます。
🤟「財閥解体」「農地改革」は⑤の「経済の民主化」に当たります。GHQは財閥や寄生地主制を軍国主義の温床であるとして、財閥の解体を行いました。
『戦前は少ない人々(財閥・寄生地主)に経済力(株式)が集中し多くの人々(一般投資家・小作人)は経済力(株式・土地)をあまり持っていませんでした。つまり国民の大多数がものを買う力がなかったわけです。(国内にものを売れない)
→そうするとものを売りたい財閥は輸出に依存します。戦前の日本は、安定的な市場を求めて植民地を確保しようと海外侵略・軍国主義に向かったわけです。
→そういった状況を無くすためには、貧乏人(一般投資家・小作人)に購買力を持たせれば、国内市場が拡大し、海外に市場を求めなくなります。
→そのため「財閥解体」「農地改革」によって財閥や寄生地主から株式や土地を譲渡させたり、買い取ったりして、貧乏人安く売ってあげればいいのです。』

長文失礼しました。日本語おかしかったらすいません🤪

Sora

ありがとうございます!!
分かりやすくまとめて下さってとても助かりました🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

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