地理
高校生
解決済み

下記の【解説】の内容をわかりやすく教えて下さい。EU共通農業政策とは、EUが小麦などの主要作物を買い取って農家を支援することですよね?それによって、安価なフランスなどの生産におされて減少傾向になるとの関係がわかりません。教えて下さい。
【問題】イタリアでは、1978年以降生産量の減少傾向が続いているが、これは農場の国有化を推進したものの、生産性が向上しなかったためである。
【答え】不適
【解説】イタリアの小麦栽培は生産性が高くないため、EU共通農業政策のもとでは安価なフランスなどの生産におされて減少傾向がみられる。農場国有化は推進されていない。

回答

✨ ベストアンサー ✨

これはあまり自信がない分野ですが、想像で・・・。

EUの共通農政は、EU外への農作物輸出に対して輸出補助金を支出することとEU外からの輸入農作物に対して輸入課徴金を徴収することでEU内の農業を保護することが主たる政策です。あくまでEUを一つの国家として捉えての政策ですから、EU内部での格差を是正する機能は「共通」農政にはないのではないかと思います。TPPとか日米FTAとかで日本の農業はどうなるかという話題がありますが、好転する道県と大打撃を受ける県があると思うんですね。それと同じで、EU内の農業が決して均一ではないのに「共通」農政が行われることで弊害が生じているという内容に触れた問なのだろうと思います。企業化が進んだフランス穀物農業と伝統的な零細農家が多いイタリア農業という概要が理解されていればいいのではないかと思います。
いかがでしょうか?

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?