回答

高1生ですかね?解き方と言うことで、今後必要な大事な知識なので写真と共に詳しく解説させて頂きます…

〈基礎〉
まず漢文の書き下し文の基礎として、「上から順に読むこと」がポイントです。返り点がついていても上から順に読み、返点に気をつけて読むことが大事です。

漢文の左側に書いてある「レ」や「一・二」は先程申しました返り点といい、日本人が漢文を読む際に、主語や述語を入れ替えて日本語に置き換えするとき読みやすいようにするために置いたものです。
漢文の右側に書いてあるカタカナは送り仮名です。

これを頭に置いた上で、問題解説に行きます。

ファク


上から読んでいきましょう。すると、1文字目の左下に「レ」と書いています。これはレ点と言い、図のように、レ点がついてる文字の1文字下の字を先に読みます。
なので2文字目を読もうとすると、次は「三」と言う文字が出てきます。これは、のちに出てくる「一」「二」とセットに使われる一・二点とよみます。これは図のように、小さい数字がついてる順に下から上へと返って読みます。
なので2文字目も一旦置いて、3文字目を読むとなにもついていないので、書き下し文を書く時、まずこの3文字目が1番最初に読む字となります。
そのまま4文字目も読んでいき、5文字目に差し掛かった時、「二」が来るのでこちらも飛ばして6文字目を読んで下さい。最後、7文字目の「知」に「一」がついてるので、「知」と読んだ後、「二」「三」がついてる「不」→「患」と順に読んでください。そして最後にレ点で飛ばされた「不」を読むと、写真のような順序になります。

書き下し文を書く際は、先程の順で送り仮名をつけて書き下してください。その時に、古文でも使われた助動詞・助詞は平仮名で書くのが鉄則です。

書き下し文は添えたのですが、ここから現代語訳する際は、古文の現代語訳をするようにして下さい。一応解説だけさせて頂きますね。

写真を見て頂くと、まず、単語で分けて考えて下さい。
人/の/己/を/知ら/ざる/を/患へ/ず。
となります。
あとは写真の通り、「の」が主格の助詞であったり、「ざる」「ず」が打ち消しの助動詞だったり、動詞の意味を現代語に訳したり(「患ふ」など意味がわからない場合は辞書を引いて下さい)などして、ご自分で現代語訳してみて下さい。最後に、書き下し文は、漢文にはついていないかもしれない「。」をつけて下さい。つけていないと減点されます。

以上で⑴の解説は終わりです。
⑵も引き続き失礼します。
(長すぎて読む気失せさせてしまったらすみません笑)

ファク


こちらも⑴と同様の手順で上から読んで返り点に気をつけて読むと写真のような順になります。⑴よりかは簡単ですね。こちらは返り点と言うよりは、文法事項に注意すべきだと感じましたので解説します。

書き下し文を取ります。
万人/をして/先づ/水/を/背/に/し/て/陣せ/しむ。

この文章で気をつけることは、重要語句が使われていること。これを見逃して書き下すととんでもない役になるかと思われます。
それは「使役形」です。「誰かに◯◯をさせる」という意味です。漢文では写真のように
「A(人・もの)をしてB(述語)せしむ」
と言う形で表される超重要文法です。
⑵の文章で言えば、「人」がA、「陣」がBです。
訳すときも「人」が「陣」させるというように訳しましょう。(くれぐれも「陣」をそのまま現代語訳にすぐとらず、意味調べてみて下さいね笑)

長々と失礼しました。質問などあればまたお答えしますね^_^
(最後になりましたが、2枚目影で見えにくくてすみません)

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