そもそも文脈からして同じ事柄として並列して語っていないので、そのように比較してもしっくりこないのは当然です。
流れをかなりざっくり3つに分けてみました。
①~ 国際感覚とは?
国際感覚ある人って、どんな人か考えてみた
⑤~ 日本人は井の中の蛙になりがち。でもそのままじゃダメじゃない?
(国の枠組みに沿った国際感覚から地球市民としての意識へ→国同士という考えじゃなくて地球規模で)
⑧~ 地球市民とは。まとめ。
筆者はとにかく「地球市民」を語りたいんですね。
それで最初に「国際感覚とは」というテーマを投げます。
⭐最初の黄色マーカー部分は「国際感覚があるっぽい人(筆者がぼんやり考えたやつ)」
次に、アンチテーゼというか、地球市民に話を持っていく為に、あえて問題を投げかけます。
⭐マーカー⑤から始まる問題定義としての「国際感覚(日本人にありがちなやつ)」です。
最後に、満を持して「地球市民」について語ります。
そういう訳で、なほさんがマーカー部分に違和感を覚えるのは当然です。
こういった論説を読みとくのは、数学の証明問題を解くようなものだと思っています。論理が破綻するような、矛盾する事は書かれません。
なので、おかしいと思う事は逆にいいことでもあります。
論説の骨組みやテクニックや、理解が深まるキッカケになると思います。
ちなみにマーカー部分ですが、正反対の意見が書かれているとは言いきれないので、私は「矛盾」しているとは思いません。
どっちかというと「ニュアンスが違う」という感じでしょうか。
猫が動物の中で1番かわいい!と言っておきながら、同じ理屈で犬も負けない位かわいい→結局どっちが1番なの?というのが矛盾
今回は、猫って基本的にわがままで自由だよねという話題に、ウチで飼ってる猫はすごく甘えん坊で人懐っこいよ、程度の話かと。