農民が浮浪・逃亡、位が高い人に寄進(初期荘園)→農民から税が取れなくなる。
農民たちからまともに税が取れなくなったので、政府は貴族が持つ荘園に税をかけることにする。
超裕福な貴族ならそんなに困らないけど、チョイ金持ち位のヤツらは困る。(税負担が大変)
そこで、チョイ金持ちは超金持ちに寄進(寄進地系荘園)
チョイ金持ちは名目上土地を超金持ちのものにして、国の税よりは安い税を超金持ちに払うだけで済み、そのまま自分の土地を保持できる。
超金持ちは、何もしなくてもチョイ金持ちから税が貰える。
両方にメリットがある。
続いて知行国制度について。
荘園公領制では税が取りにくい。
税が取れないと、朝廷の収入が減り、官僚の給料が減る。
そこで、朝廷は官僚に給料の代わりに
国(知行国)を与えることにした。
知行国を与えられた官僚は知行国主と呼ばれ、その国の国司任命権や、その国の税収獲得権を得た。(知行国制)