「非」は主に体言を否定するのですが、仮定の意味を含んで用いられる場合、「非(あら)ザレバ」と訓読します。訳し方としては、「〜でなければ」です。
問題には「礼に(かなったこと)でなければ」とあります。これは仮定ですので、送り仮名は「ザレバ」となります。
PS.非の仮定の意味での送りがなは、「ザレバ」だけでなく、「ズンバ」と読む時もあります。
・補足
他にも否定形「不」や「無」でも、仮定の時は「不(ず)ンバ・不(ざ)レバ」<訳:〜しなければ>「無(な)クンバ・無(な)ケレバ」<訳:〜がなければ>と読みます!