■「憲法とは国民から国家への命令である」ということです。
■ホッブズが国家を旧約聖書に出てくる怪物「リヴァイアサン」に喩えたように、国家とは放っておくと暴走してしまって、その強大な権力によって国民に暴力を振るってしまうことがあります。
■国家が国民に不当な暴力をはたらくなんてそんなことあるわけない、ともしかしたら思うかもしれません。しかし実際にはよくある話です。たとえば分かりやすい例だと冤罪とか。
■最近だと1995年に起きた小6女児死亡火災で殺人罪などで無期懲役とされて服役中だった女児の父母が無罪の可能性が高いとして20年ぶりに釈放されました。
■有名なのだと袴田事件とか名張毒ぶどう酒事件とかも冤罪の可能性が高いと言われてますね。収監期間は前者は45年、後者は43年と非常に長期に渡っています。冤罪で人生の半分が監獄の中ということになります。(日本では自白の強要による冤罪事件が多いと言われていてそれはそれで問題になってます。)
■話を戻すと、そんな不当な暴力を国民に振るわないように憲法という縛りがあります。つまり憲法とは「国家が暴走しないように為政者が守るべきルール」なのです。もちろん国民は国家がそれを守れているかチェックしますし、最高裁判所は守っていなかったら為政者を注意します。
そんなところでしょうか。
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