✨ ベストアンサー ✨
「友人を出し抜いて女性を横取りしてしまったため、その友人を自殺させてしまった主人公が、それを後悔して結局は自分も自殺をしてしまった」・・と、ストレートに解釈した場合の例
本書を漱石が残した読者への「こころの訓練のための本だったのではないか?」と結論づけた例
文字数を増やすために、本の内容への感想の他に、今回の読書を通じて「読書の楽しみ方を発見できたこと」を伝える作戦を利用した例。
夏目漱石『こころ』を読んで(2273文字)
旧千円札の肖像画でもある日本を代表する文豪、夏目漱石。恥ずかしながら私はこれまで、漱石の作品を読んだことがなかった。そこで課題としての読書感想文の提出に漱石の作品の中から、何か一冊選ぼうと思い、代表作ともいえる、この『こころ』を読んでみることにした。
漱石の作品を一冊も読んだことがないと述べたが、実は、本格的な小説をこれまで一度も読んだことがない私だったのだ。
私は、初めての小説を読むにあたり、途中で挫折しないように、まず、著者の漱石に興味をもつよう、周辺知識を調べることにした。
すると、漱石が小説を書くようになったのは、人間関係と病とで精神的に苦しんでいた彼を思い、友人の俳人、高浜虚子の「文章でも書けば気がまぎれるだろう」とのアドバイスからだったそうだ。それが処女作『吾輩は猫である』につながったという。つまり、文豪、夏目漱石の作家としてのスタートは、驚くことに自身の苦悩の日々に対する、単なる「気分転換」としての気楽な出発だったということだ。
しかし、その五年後、大病を患ってからの作風は、人間の心の闇をテーマとするものへと変わっていったそうだ。この『こころ』は、その後期の代表作という位置づけであるが、また漱石最大の傑作とされるものでもある。
おそらく、この下調べにより「漱石に対する興味付け」をしていなければ、私はこの『こころ』という長編を、読破することはできなかったと思う。
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私は、小説スタイルの今回の本を選んだおかげで、新しい読書の楽しみ方を発見できた。
その楽しみ方とは「もし私がカウンセラーなら、主人公や登場人物に、どのようなアドバイスをするだろうか?」という目的で小説を読むというものである。
多くの小説好きは、主人公や登場人物に対して、感情移入をしながら、つまりは、みずからを作品の中
どういたしまして
ありがとうございます😊