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縄文時代と弥生時代の違いとは?
縄文時代と弥生時代の違いは、
まずその時代があった時期が異なっています。
縄文時代は、
紀元前1万年ころから、紀元前4世紀ごろまでです。
弥生時代は、
その縄文時代後から3世紀後半ごろまでで、
弥生時代の方が、文明がすすんでいます。

縄文土器と弥生土器
2つの時代、それぞれ縄文土器と、
弥生土器が有名ですが、
この土器には文明の進化を思わせる明確な違いがあります。
縄文土器は、
野焼きで低温で焼かれていて、
厚手、縄目模様があります。
そのほとんどが口が広くて深い、
深鉢形と呼ばれる形をしています。
これは、料理の煮炊きに使ったり、
雨水をためるのに都合の良い形だったため
ではないかといわれています。
弥生土器は、
野焼きから、土器に土をかぶせて
高温で焼く方法に変わり、
薄手になりました。
さらに、直線や幾何学模様など、
手の込んだ模様が多くあるのが特徴です。
弥生土器は、その形が3種類に分けられ、
用途によって使い分けていたとみられています。
壺(つぼ)・・・首が細くて長く、穀物や液体の貯蔵に使用していました。甕(かめ)・・・口が大きく開いていて深く、縄文土器と同じく、煮炊き用に使用します。鉢(はち)、高坏(たかつき)・・・浅くて口の広い鉢や、鉢に台のついた高坏は、食べ物の盛り付け用に使用されていました。
この3種類の形に加え、
大小さまざまな大きさがあり、
使用用途によって、
はっきりと使い分けられていたことがうかがえます。
縄文時代と弥生時代の生活の様子
生活の様子にも、違いが表れています。
縄文時代後半には農耕もみられましたが、
生活の中心は狩猟や採集といった、
自然中心のものでした。
身分といったものもなく、
岩陰や洞穴などで生活を行っていました。
弥生時代になると、
稲作などの農耕生活が中心となっていき、
竪穴式住居を作り、
集団で一か所に定住するようになりました。
収穫した稲作などを保存するために
高床式倉庫なども作られ、
「ムラ」や「クニ」といった集落が発生しました。
集団で生活するにあたって、
大勢をまとめる指導者もあらわれ、
身分の違いもみられるようになり、
クニ同士の争いごとも発生するようになっていきました。
ありがとうございます!!